春草展記念講演会聴講
今日の午後、展覧会場の飯田市美術博物館で行なわれた「創造の源泉〜菱田春草のスケッチ〜」展の記念講演会を聴講してきました。
今回は、この美術館の館長で日本画家の滝沢具幸さんが講師で行なわれました。
今回の展覧会は一般的な完成作品の展覧会というよりは、春草の作品がどういった過程で制作されていくかという、その過程を示したものが中心に展示されている展覧会という、普通とは違った角度で春草を見ていこうとものです。
今日の講演では、展示品を見ながら、春草がいかにスケッチを大事にしてきたかということが理解できました。
写実的な作品を中心に書く画家なら、それは当たり前のことですが、春草は細部にこだわったり、晩年はスケッチブックを持ち歩いて、気が付いたらそこで構想を練っていたそうです。
展覧会は既に行なわれて日数が経っていますが、こういった視座を持って観ると何か違って見えてくるのかなと思って行きませんでしたが、数日したら観に行きたいと思っています。
この展覧会は19日まで行なわれます。