舛添要一氏講演会@飯田市千代

最初は地域の問題を考える講演会のつもりで参加したのですが、地元国会議員や県会議員、地域のトップが来賓で出席するという、政治色の濃い講演会だった感じがしました。

なぜ、舛添氏が千代地区に縁があるかというと、今から約30年位前に、この地区へ夏に学生村で学習をし、地域の方にお世話になったということで、本人曰く「千代が第二のふるさと」とおっしゃっていました。

講演では、千代での思い出話に始まり、道路や情報などの地域格差の問題、最近話題の産婦人科医・小児科医の不足、子育ての問題を話されました。

私がこの講演で印象に残ったのが、地域格差の問題です。

特に私の地元の問題として、交通網の整備の遅れが挙げられます。

この格差は早急な解消が望まれるところです。

他、ITや各種メディアといった情報の格差についても挙げていました。


また、情報化社会に埋もれている子供たちを山間部へ研修に行かせる施策を進めるという話をしていました。

これは私は歓迎します。

都市と地方の交流は格差是正の切り札になるのではないかと思うからです。

さらに、現在検討されている「ふるさと税金」(国民が払う税金の1割位をふるさとへ納める制度)の話をしていました。

このことは、以前、田中康夫氏が自分が払いたい自治体へ税金を納めるというのに似ていますが(泰阜村への住民票移転問題)、この場合は、都市にいながら地方へ税金を納めるということだそうです。

こんな制度を作るんだったら、地方に体力をつける施策を実施して、人を地方へ動かして、直接地方へ納める方がいいのではないかとも感じました。


結局は、参議院選挙目当てのような感じの講演会でした。

ちょっとガッカリしました。