信濃グランセローズ連敗脱出

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http://www8.shinmai.co.jp/grandserows/data/200705/28_004858.html

 北信越BC(ベースボール・チャレンジ)リーグの信濃グランセローズは27日、新潟鳥屋野球場で新潟アルビレックスと5回戦を行い、10−3で勝った。今月5日以来の白星で、引き分けを挟む7連敗を止めた。3勝10敗2分けで最下位は変わらず。新潟に2勝3敗。

 信濃は1点を追う3回、連打、犠打で一死二、三塁に好機を広げると新潟藤井の乱調に乗じて無安打で3得点。5−7回は犠飛や適時打で追加点を重ね、チーム初の二けた得点を記録。先発給前は10三振を奪い2勝目。開幕戦以来の登板となった佐藤と、小林のリレーで締めた。

 新潟は先発藤井が8四死球、得点圏に走者を置いた場面で3暴投の乱調、対信濃4連勝を逃した。2番手藤野も含め、信濃に7回までに10盗塁を許すバッテリーミスが大量失点につながった。

 午後2時開始の試合は3843人が来場した。

 もう1試合は、富山サンダーバーズが5−1で石川ミリオンスターズを下した。

 信濃は6月1日午後7時から、石川県立球場で石川と戦う。

<3回、一気に逆転>

 3勝目は打線が仕事をして得た。3回、4番渡辺の犠打が鍵だった。連打で無死一、二塁。前打席で併殺打の渡辺はサイン通り確実に球を転がして犠打を決め、新潟藤井に圧力をかける。内野ゴロで同点とすると3連続四死球捕逸などで3得点。先発捕手を交代させた。

 4回も二死一塁で市川が盗塁すると、直後に暴投で好機が拡大。後続は凡退するが、新潟藤井を消耗させた。5回は大村、松橋が四球、盗塁−敵失、犠飛で追加点。信濃3連勝の藤井を降ろした。

 「得点圏に走者を置いてピリッとする投手は現段階でリーグにいない」と木田監督。いかに相手バッテリーに楽をさせないかが、勝利に響くことを示す攻撃だった。

 なお課題も残る。1番坂田が6回無死、7回一死で二走がいた際に連続空振り三振。進塁打や三塁側へのバントで十分の場面だ。試合を通じ、エンドランのサインでの空振りもあり、7連敗中と同様に自ら流れを失いかねなかった。ケースを想定した打撃を徹底練習する必要がある。

 試合は6、7回に市川、町田が3安打目を放つなどして完勝。2人の後に渡辺を置き、2試合前まで中軸だった大村や松橋が控える打順は相手にとって嫌なのか、大村と松橋はこの日、計5四球をもらった。

 終盤は、野手全員が代打や守りで出場、笑顔のハイタッチで終えた。木田監督は「(3勝目までが)長かった」。この1勝が本来の力であることを次節で3球団に示さなければならない。


ようやくの3勝目です。この勝ちをバネにして、連勝、あるいは勝ち星先行で戦ってほしいです。