「不都合な真実」鑑賞

今日午後観に行ってきました。

私の地元では、この映画に関しては会員になると1,000円で観られる特典があるということと環境問題を取り上げた映画で、子供に見せたいということで親子連れが多く、補助イスが出るくらいの満席状態での鑑賞でした。この状態は私の中では記憶に無いです。

この映画のタイトルの「不都合な真実」→「不都合」と「真実」って相反していると思うんですよね。

「不都合」は何かを隠しておきたい、臭いものにはフタをしろ、といったマイナスイメージがあります。

その一方で「真実」は、さらけ出すというプラスのイメージがあると思います。

その2つの意味の食い違う単語が並ぶというのは、この映画の言わんとしている、環境問題における二律背反を象徴していると思うんです。

この映画はアメリカの前副大統領のゴア氏が「地球環境が危ない」ということをプレゼンテーションしているところが中心ですが、この中で説明しているのは、アメリカが環境問題の解決は「経済活動を阻害する」ということでした。

ご存知の方も多いと思いますが、アメリカは環境対策を世界レベルで行なっていこうという京都議定書を批准していない国の一つ(もう一つはオーストラリア)で、二酸化炭素を国単位では世界最大の排出している国なんです。そこで、ゴア氏は環境問題の現状をアメリカ国内を中心にプレゼンしているわけです。

映画の中では、世界の名だたる氷河や山の万年雪が温暖化の影響で小さくなり、その先無くなるのではないかということ、地球の大気の温度が上昇し続けているなど、放置しては置けない現状が映し出され、心に突き刺さりました。

映画でも言っていましたが、我々にできることは、少しでも地球環境に負荷をかけない商品を使ったり、リサイクルの推進、木の植栽をするということを言っていました。

私が実践しているのは、コンビニや商店では少しの買い物ならレジ袋は断ること、エコタップを使って節電などを実践しています。


最後に、この映画がまだ観られる地域にお住まいの方は一人でも多く観てもらうということですね。