穴あきダム 国土交通省認可

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http://www.shinmai.co.jp/news/20070823/KT070823ASI000002000022.htm

国土交通省は23日、県が申請していた治水専用の「穴あきダム」建設を柱とする浅川(長野市上高井郡小布施町)の河川整備計画を、22日付で認可したと明らかにした。計画が認可されたことで、県は国の補助を受けて来年度、ダムの詳細設計を行い、2009年度に本体着工する方針だ。浅川ダム計画は、田中前知事の旧ダム計画中止から5年を経て、事業化に向け大きく踏み出した。

 計画を審査した同省関東地方整備局さいたま市)は「上流から下流までの治水対策のバランス、河川法の手続きなどを審査し、計画を認可した」と説明している。

 村井知事は、23日午前の定例記者会見で「治水対策実施のスタートラインに立った。1日も早い治水対策の実現に努めたい」と述べ、計画の推進に全力を挙げる姿勢を強調した。

 ダム建設の本体工事費は100億円程度の見込み。県は本年度、ダムの概略設計や模型による実験などを行う。

 河川整備計画は今後20年間を計画期間としており、上流への穴あきダム建設と、下流部の河川改修を軸に「100年に1度」の大雨で想定される洪水に耐える治水水準を確保するとしている。下流部では、流域住民の要望が多かった遊水地について「検討を進める」との文言を盛り込んだ。

 浅川ダム建設は、吉村県政時代の2000年に旧ダムが本体着工。同年10月に当選した田中前知事が01年に打ち出した「脱ダム」宣言に伴い、02年9月に本体工事契約を解除した。

 昨年8月に当選した村井知事は今年2月、「自然と調和する最善の治水対策」とし、旧ダム計画を縮小した穴あきダムと河川改修による浅川の治水方針を発表。県は学識経験者からの意見聴取や住民公聴会を経て、7月9日に国交省に計画を認可申請した。

田中前知事の計画中止発表から5年で、元に戻ってしまいました。

村井知事になって以降、一転して計画実施が急速に決まって、住民の声を無視した計画過程や反対派委員の排除など、実施→認可ありきの方向へ進んでいった結果の産物だと思います。

大事な県民の税金をこんなムダな事業に費やされるのはごめんです。

もっと、住民が納得できるような議論がなされるべきだったと思います。

この事業は次・そのまた次の世代にとって負の遺産になってしまうでしょう。