安倍首相 辞任表明

こちら↓

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070912-OHT1T00151.htm

安倍晋三首相は12日、インド洋での海上自衛隊の給油活動継続の見通しが立たないことなど国政混迷の責任を取って、辞任する意向を表明した。首相は午後、官邸で記者会見し「今の状況では国民の支持、信頼の上で政策を進めていくことは困難だ」と指摘、参院選惨敗による与野党逆転などのけじめをつけ、局面転換を図る考えを示した。ただ臨時国会所信表明演説を終えたばかりの突然の辞意表明に政界に困惑が広がっている。安倍氏は昨年9月、戦後生まれ初の首相として就任したが、内閣発足から約1年で退陣となった。

 首相は自民党幹部と会談、できるだけ早期に総裁選を実施し、新総裁を選出するよう指示。後継選びは安倍首相を支えてきた麻生太郎幹事長らを軸に進むとみられる。首相の辞意を受け、12、13両日の衆院本会議での代表質問は流会となった。

 首相は会見に先立ち、与党幹部に辞任の理由について「自らの求心力がない」と述べた。会見では海自活動継続をめぐる小沢一郎民主党代表との党首会談が実現しないことも理由に挙げた。

 首相は参院選後も「政治空白をつくるべきではない」と、引き続き政権を担う方針を強調。党役員人事、内閣改造で「人心一新」を図り、立て直しをしたばかりだった。

 今月9日の訪問先のシドニーでの記者会見では、海上自衛隊の活動継続に「職を賭して取り組む」と発言、実現しない場合に退任の考えを示していた。

 一方、8月27日の改造直後に遠藤武彦農相が組合長理事を務める農業共済組合で国からの補助金不正受給が発覚し、遠藤氏は辞任。さらに鴨下一郎環境相上川陽子少子化担当相と相次いで不透明な政治資金処理問題が発覚。野党側は首相の任命責任を問題視し、問責決議案提出も視野に攻勢を強めていた。

 安倍内閣は昨年9月26日に発足。中韓両国との関係改善に着手、教育基本法改正、憲法改正のための国民投票法制定など、「戦後レジーム(体制)からの脱却」に取り組んだ。

 しかし、昨年12月に政治資金問題で佐田玄一郎行政改革担当相が辞任。今年5月には事務所の光熱費問題などを問われた松岡利勝農相が自殺。さらに原爆投下発言で久間章生防衛相、松岡氏の後任である赤城徳彦農相がそれぞれ辞任するなど、閣僚のスキャンダル、失言が相次いだ。

 年金記録不備問題への対応への批判もあって、7月29日投開票の参院選では自民党の獲得議席が37まで落ち込む歴史的な敗北を喫した。


「遅きに失した辞任」というのが最初の一言ですね。

参議院議員選挙であれだけの大敗を喫したのにもかかわらず、続投を表明したのが、混迷の中での辞任劇になってしまった感は否めません。

安倍さんもいろいろな政策を掲げて、推進しようとしてきたのですが、安倍さんを支えなければならない閣僚の方々が相次いで不祥事で辞任、松岡元農相に至っては自殺をしてしまうという、建物でいったら倒壊寸前にまでなっていたので、良く言えば道半ば、悪く言えば中途半端で終わらざるを得なくなったいってよいのでしょうか。さらに、年金問題や格差問題、医療問題での対応のまずさが致命傷になってしまいましたね。


もう、タイミングの悪い時に首相になってしまったとしか言いようがないですね(と言ってしまえばそれまでですが)。


そういった直後から、次期首相の選定が始まっており、麻生幹事長、谷垣元財務相、福田元官房長官の名前が挙がっているようですが、次の首相になっていただく方には、国民の声を真摯に受け止め、やるべき政策の順序を誤らないでほしいことを期待しています。


ところで、安倍さんの関連記事で、しょこたん(中川翔子さん)が安倍さんへメッセージを送った記事が出ていたのでうpしておきます。

こちら↓

http://www.sanspo.com/sokuho/070912/sokuho038.html(しょこたん、首相辞任に「かっこよかった。お疲れ様でした!」)

しょこたんこと中川翔子(22)が安倍晋三首相の辞任を受け、自身のブログで「安倍総理、辞任表明。びっくりです!!」とコメントした。ブログによると、「桜を見る会で総理と握手できたこと、ギザ一生の記念です。いろいろ言われても、折れずに貫いてきてかっこよかったです。お疲れ様でした!」と明かしている。

 しょこたんは4月14日に開催された「桜を見る会」で安倍首相の隣に並んだ写真が首相官邸ホームページのトップに掲載され、自身のブログで「一生ありえないギザミラクル現象」と感想を述べていた。


ある意味、カッコよかったかな?という感もありましたが、人をかばい過ぎて疲れたというところもあったのではないでしょうか。