長野県議会12月定例会 開会

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http://www.shinmai.co.jp/news/20071206/KT071205ASI000003000022.htm

県会12月定例会は6日午後、開会した。村井知事は提案説明で、県内でも森林の荒廃が深刻化していると指摘した上で「間伐を中心とした森林づくりのペースをさらに加速して集中的に実施しなければならない。先送りできない時期を迎えている」と強調。森林整備の新たな財源確保を目的とした新税「県森林づくり県民税」の来年4月導入に、あらためて理解を求めた。

 個人、法人県民税の均等割額に、個人は年間一律500円、法人は5%相当分を上乗せして徴収する方式を採用したことについて、知事は「納税者のご理解がいただける税負担のレベル、課税、納税のコストなどを総合的に判断した」と説明。また、増収分(年約6億8千万円)を積み立てる新たな基金を新設し、使途の透明性を確保するとした。

 来年度から2012年度までの県政運営の指針となる県中期総合計画案について、知事は「主要施策ごとに5年後の達成目標を設定するなど、分かりやすさと県政運営の透明性確保にも意を用いた」と述べ、計画策定の意義を強調した。

 また、県財政について「財政調整のための基金が残りわずか。(借金返済に充てる)公債費は引き続き高水準にあり、(今後)退職手当が増加していくなど、硬直的財政構造から抜け出せない」と説明。その上で、来年度予算編成は「真に必要な事業を厳選、重点的に配分する」とした。

 県側はこの日、食害が深刻化しているニホンジカの捕獲促進策や台風9号の災害復旧関連費用などを盛った総額5億6900万円余の本年度一般会計補正予算案など計19議案を提出。7日に任期満了となる県監査委員の東方久男氏(58)=上田市=を再任する人事案は、全会一致で可決された。

今議会の目玉は森林税の導入の是非ですが、夕方のローカルニュースでも言っていたように、提案から導入までの期間が短くて県民の理解が得られるのかということですが、新たな税負担を強いるにあたっては県民に必要性を説いていくのが先ではないかと思っています。