「ナショナル」、「松下」から「パナソニック」へ

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松下電器:社名、製品名を「パナソニック」に変更方針(毎日jp)

松下電器産業は10日、海外での製品ブランドに使っている「パナソニック」に今秋にも社名を変更する方針を固めた。国内のブランドも、洗濯機や冷蔵庫などの白物家電に用いている「ナショナル」を廃止し、パナソニックに統一する。社名を国際的に知られたブランド名と同一にし、真の世界企業へと飛躍を図る。

 ナショナルは、創業者の松下幸之助氏が1925年に命名。社名変更とナショナルブランドの廃止は、経営と創業家の間に明確な一線を引く狙いもある。

 松下はかつて、世界市場で白物家電にナショナル、AV(音響・映像)機器にパナソニックと、二つのブランドを使用。だが、「破壊と創造」の改革を進めた中村邦夫前社長時代の03年、海外のブランドをパナソニックに統一。広告宣伝を効率化し、海外でのブランド力を強化するのが目的だった。国内はナショナルの存在感が大きいとして、ブランドを残していた。

 ただ、社名と二つのブランドの存在で、広告宣伝の効率が悪いことは長年の懸案。デジタル家電分野の急拡大で国内でもパナソニックが浸透。多くのグループ会社名も「パナソニック」を付けるようになり、社名変更に踏み切る決断をしたようだ。

 さらに、松下は「グローバルエクセレンス(世界基準での優良企業)」を目指し、米国や欧州、中国など海外市場で攻勢を強めている。社名変更をてこにブランド力をさらに高め、海外戦略を強化する考えだ。

 

松下電器産業 「経営の神様」と呼ばれた故・松下幸之助氏が1917年に創業。「パナソニック」ブランドは55年に輸出用スピーカーで最初に使用された。現在はテレビやDVD録画再生機、デジタルカメラなどのデジタル機器に使用し、海外向け商品はほぼ全てが同ブランド。「ナショナル」ブランドは27年に自転車用の角型ランプで初めて用いられ、現在は日本国内限定で洗濯機、冷蔵庫などの白物家電で使っている。

 「パナソニック」は「Pan(汎、あまねく)」と「Sonic(音)」を合わせた造語で、「松下電器の音をあまねく世界へ」との思いを込めている。

自分が物心ついたころから「ナショナル」ブランドに馴染んできただけにやや違和感を感じますが、ブランド名の統一は国際競争下においては急務だったのでしょうか。

ちなみに自分の持ち物である松下製品でもラジカセは「パナソニック」、ひげ剃りは「ナショナル」です。

それと気になるのは、TBS系の月曜夜8時の「ナショナル劇場」はどうなるのでしょうか?

そしてあのオープニングテーマがどうなるのかも気になります。