柳本ジャパン タイを下し連勝するも 気迫では負け


日本 3−2 タイ

スタメン 竹下 栗原 高橋
     杉山 荒木 木村

リベロ  佐野

交代   多治見 大村

日本はタイに大苦戦、辛くも逆転勝ち バレー五輪最終予選(サンケイスポーツ・写真あり)

バレーボールの北京五輪女子世界最終予選第6日は24日、東京体育館で行われ、前日に五輪出場権を獲得した日本は3−2でタイを振り切り、6戦全勝で単独トップに立った。

 日本は第1、3セットをジュースの末に落とす大苦戦。第4セット途中から高橋(NEC)らの強打で流れを変え、辛くも逆転勝ちした。


柳本晶一・日本監督
「サーブレシーブが悪く、速い攻撃をできなかった。相手スパイクのコースを絞れなかった。厳しいゲームだったが、何はともあれ勝てたのはよかった」


◆ナタポン・タイ監督
「いい試合ができたとは思うが、こちらのディフェンスとレシーブがあまりよくなかったので、うまく攻め続けることができなかった」



★日本、燃える気迫なく格下に苦戦
 タイの粘り強い守りと思い切りのいい攻めに後手に回った日本が本領を発揮したのは、後のない第4セット中盤だった。高橋や木村、交代出場の多治見の強打でリードを広げ、最終の第5セットも何とか逃げ切った。

 日本は五輪出場を決めた前日の韓国戦と同じメンバーを先発させ、戦力を落とさなかった。高橋は韓国戦後に「北京行きが決まっても、予選はまだ終わらない。気持ちを切り替えたい」と話した。ところが、チーム全体に予選突破を決めるまでの燃えるような気迫は感じられなかった。

 多治見によると、五輪に向けてこの日から「スタートと全員で話し合った」そうだが「最初はリズムをつかめていなかった」と分析した。

 日本の現在の実力は世界の頂点に程遠い。チームワークとまとまりで高さとパワーの差を埋めるチームにとり、少しでもすきを見せると格下に押し込まれるもろさがあることを思い知らされた。

今日はテレビで試合を見ていても、歯がゆい思いが強かったです。

昨日の試合後のコメントはいったいなんだったんだという感じです。


気迫では、タイの方が勝っていたと思います。


テレビ中継のリポートでは、柳本監督は「勝ちより内容だ」と言っていたようですが、いくら勝っても、内容が悪くては、元もこうも無いですね。

今回の予選で一番お粗末な試合でした。


それを象徴する記事は↓


高橋「全員反省しないと」/バレー(日刊スポーツ)

高橋(NEC)がチームトップの24点を挙げながらも、試合内容への不満をあらわにした。前日の23日に北京五輪出場を決めてしまったためか、集中力を欠きミスが目立ったチームの中でスパイクだけで22得点。スパイク成功率も62・86%と高確率を誇った。それでも格下タイ相手にフルセットまでもつれ込んだ内容を指摘し「全員反省しないといけない。全員がまとまっていなかった。1人1人の集中力が…」と厳しい言葉を繰り返した。


本当に反省してもらわないと、明日はセルビアに完敗するかどうか心配です。


これだと、北京五輪で苦しい戦いばかり強いられるのは目に見えて明らかです。