リニア中央新幹線 地元での意識は


本紙意向調査「飯伊住民もCルート支持」 (日本列島ふるさと新聞・南信州)

 南信州新聞社は20、21日、飯田下伊那地方の住民を対象にリニアに関する意向調査を実施した。78・7%がリニア計画に期待感を示し、ルートについては直線ルート支持が伊那谷迂回ルート支持を上回った。また、地元負担が前提とされる中間駅整備の費用負担について、65・5%が税金投入を是認する考えであることがわかった。
 録音式の電話調査により、20・21日に実施。無作為抽出した飯伊の1288人を対象に行い、134人から回答を得た。
 「リニア構想に期待しているか」の問いでは、「とても期待している」が48・0%、「やや期待している」が30・7%で、何らかの形で期待感を示している人が総数の8割を占めた。
 JR東海が構想している直線のCと、長野県が求める伊那谷迂回のBの「どちらのルートで実現することが望ましいか」の問いには、57・6%が「直線ルート」と答え、伊那谷迂回の32・6%を大きく上回った。
 地元負担が前提とされる中間駅整備の費用について、税金投入の是非を問う設問には「積極的に使ってよい」が30・9%、「やむをえない」が34・6%で、「あまり使ってほしくない」「使うのは許せない」の計28・7%を上回った。
 ルートをめぐっては、JR東海が整備費の低減や所要時間の短縮を図れる直線のCルートを構想しているのに対し、中信を含む広範囲に経済効果を波及させたい県は伊那谷迂回のBルートを求めて反発。飯伊では行政が静観を貫く傍らで、民間髀団体でつくるリニア中央新幹線飯田駅設置推進協議会が直線支持の決議を打ち出す構えを見せている。
 「リニアにもっとも期待していること」では、「都市部への移動時間の短縮」が42・5%を占めてトップ。23・1%の「大学や企業の誘致」、14・1%の「観光客の増大」、13・4%の「人口の増加」が続いた。


私の地元のエリアでは、かなり関心が高いようです。


住民はBルートよりもCルートを望んでいるようで、県が推進しているBルートとは真逆の結果です。


県はこの民意を反映させてほしいものです。


明日、JR東海の松本社長と村井知事の会談が行なわれますが、JR東海には自らの主張を堂々と語ってほしいですね。