渡辺喜美氏 自民党離党へ


渡辺喜美元行革相・13日に離党
(毎日新聞)

自民党渡辺喜美元行革担当相は12日、栃木県大田原市での後援会の会合で、13日に離党する考えを伝え了承された。その後記者団に「私がまず(党の)外側に出て国民運動を起こす」と離党を正式表明した。定額給付金が焦点の08年度第2次補正予算案が採決される13日の衆院本会議前に、離党届を提出する予定だ。2次補正について「何らかの抗議の意思表示はしたい」と述べ、反対する考えを示唆した。

 渡辺氏は5日、公務員制度改革の徹底や定額給付金の撤回など7項目の提言を麻生太郎首相に出したが、回答を得られなかった。渡辺氏は「提言を黙殺、否定された。自民党を去るのは寂しいが、私と同じ危機認識を持った人が党内に少なからずいるので、党派を超えた協力関係を作っていきたい」と語った。さらに「政権維持を最優先にした政治はやめるべきだ」と首相を改めて批判した。

 渡辺氏は今後、複数の知事や有識者らとともに、(1)官僚内閣制から真の議院内閣制へ(2)地域主権の確立−−などを掲げる国民会議を設置する構え。国会議員に賛同者が広がれば衆院選前の新党結成も視野に入れているが、発足時期やメンバーには言及しなかった。

 渡辺氏の離党について麻生首相は12日、フジテレビの報道番組で「(党内への波及は)ないと思う」としたうえで、「離党するしないは本人の話。するなともしろとも言える種類の話ではない」と述べるにとどめた。

 一方、民主党菅直人代表代行は12日、東京都内で記者団に対し「(渡辺氏が)離党すれば十分、いろいろな形で協力し合える」と期待感を示した。


この動きは称賛に値しますね。

麻生さんのやっていることに嫌気が差し、NOと言っても動いてくれないのなら、こういった手段を使うのは当然の流れだと思います。

共同通信世論調査でも、麻生内閣の支持率は2割を下回り、不支持が7割という結果や、首相にふさわしい人についても小沢一郎氏が麻生さんの2倍の支持を得ているというのは、もはや危機的な状況ではないでしょうか。


それでも他人事のように捉えている麻生さんには、怒りを通り越して呆れる、というかそれ以上ではないでしょうか。


渡辺さんの今後の動きに注目したいです。