今週末の信濃グランセローズ
BCリーグは18日、松本市野球場などで3試合を行った。信濃グランセローズは新潟アルビレックスと対戦、左腕星野がリーグ新記録の15三振を奪いながら打線の援護がなく2−3で敗れた。
信濃の星野は立ち上がりから伸びのある直球を主体に内角を積極的に攻めた。しかし、5回2死1、2塁で隼人に本塁打を浴び先取点を許した。打線はその裏、2死2、3塁から坂田の適時打で2点を返した。だが、6回以降は再三の好機をつくりながら併殺などで逸機、追加点を奪えなかった。入場者は1055人。
群馬ダイヤモンドペガサス−富山サンダーバーズは、富山が5−4で接戦を制した。石川ミリオンスターズは福井ミラクルエレファンツに11−0で大勝した。
<リーグ新、一発に泣く>
信濃の左腕星野が一発に泣いた。8回まで毎回の15三振を奪う好投。しかし、5回に浴びた3ランが致命傷となり、勝てなかった。12日のホーム開幕戦に続き、2試合連続の先発マウンド。「肩が軽く、コントロールも良かった。100パーセントに近い状態だった」という。力みが出た前回とは違い、順調な立ち上がり。序盤から伸びのある直球を主体に内角を積極的に攻めた。
悪夢は5回だった。2本の安打で二死一、二塁。打者は3巡目に入り、「ここらへんからチェンジアップを交ぜて工夫しなければ」と考えた直後の痛打。1ストライクから甘く入った直球を左翼席へ運ばれた。
「調子が良かっただけに、リズムが単調になってしまった。完全にストレートを狙われていた」。不用意な1球で、15三振を奪った喜びはしぼみ、1球の重みを痛感する結果となった。
「星野が最後までしっかり投げきってくれたのに」。今久留主監督は、援護できなかった拙攻を悔やんだ。だが、星野は「3点は取られすぎ」。昨季まで社会人のバイタルネット(新潟市)でプレーし、練習試合で何度か対戦した新潟には「点を取られたことはなかった」からこそ、自分の失投を敗因に挙げた。
BCリーグは19日、各地で3試合を行った。信濃グランセローズは長岡市悠久山球場で新潟アルビレックスと対戦し、8−6で勝った。
信濃は二回に先制されたが、三回に逆転すると、六回にも失策絡みで4点を奪い新潟を突き放した。
群馬ダイヤモンドペガサスは18−3で富山サンダーバーズに大勝。石川ミリオンスターズは福井ミラクルエレファンツを6−1で下した。上信越地区は3チームが2勝2敗で並んだ。
18日の試合は痛かったですね。
二桁三振を取った星野を打撃が援護できず、拙攻の山を築いてしまいました。
一方、19日は粘り強い試合運びで勝利を呼び込みました。
今週末は勝率は五分でした。