新型インフルエンザ 感染が拡大へ


新型インフル感染は2府県40人に 
(中日新聞・速報)

 厚生労働省は17日、大阪府の高校生9人と兵庫県の高校生や教諭ら23人の新型インフルエンザ感染を、国立感染症研究所の確定検査などで新たに確認したと発表した。成田空港での水際の検疫で見つかった4人を除く国内感染者は、2府県で計40人となった。

 2府県で公立の小中高や保育所・幼稚園など少なくとも570校・園の臨時休校が決まるなど、週明けを控え市民生活にも影響が広がりそうだ。

 同じ学校の生徒や教諭が複数感染しており、学校単位で集団感染が起きた可能性が高まった。兵庫県内では感染地域も神戸市以外に広がった。

 大阪府によると、感染が確認された9人は私立関西大倉高校(大阪府茨木市)の1−3年の男子6人、女子3人。茨木市に4人、吹田市に3人、豊中市大阪市に1人ずつ居住。13日から15日にかけて熱やのどの痛みを訴え、医療機関で受診し入院中。いずれも海外渡航歴はない。

 関西大倉高校によると、今月に入り発熱などで生徒143人が欠席。体調不良を訴える教職員も相次いでいた。同校は18日から23日まで学校閉鎖する。

 府内で初の感染確認を受け、大阪府橋下徹知事は17日午前、対策本部会議を開催し、一部地域で学校の臨時休校や映画館の休業を要請することを確認した。

 兵庫県で新たに確認された感染者のうち4人は、県立神戸高校2−3年の男子3人と女子1人。


大阪府、3市の小中高校に休校要請 集客施設休業も(朝日新聞)

大阪府橋下徹知事は17日、新型の豚インフルエンザの感染が確認された私立関西大倉高校の所在地や感染した生徒が住む茨木、豊中、吹田3市にある公立、私立の小中高校、幼稚園、保育所、高齢者通所施設などに対し、休校や休業を要請することを明らかにした。期間は原則17日からの1週間。

 3市については、府立の屋内施設や府主催イベントも休業・中止し、スポーツ施設や映画館など民間集客施設にも休業を要請。休業や中止ができない場合はマスク着用を呼びかける。

 また、3市を含む府内全域の公立、私立の小中高校と幼稚園に対し、児童や生徒の健康状態を把握し、インフルエンザが疑われる症状がある場合は、直ちに保健所に連絡するよう要請するとした。

 橋下知事は記者会見で「新型インフルエンザは毒性が低く、早期に適切な治療を受ければ回復する。落ち着いて行動して頂くようお願いします」と述べ、府民に冷静な対応を呼びかけた。


一番怖れていた国内間での感染が拡大の様相を呈してきました。

市民生活にも影響を及ぼし始めました。

行政の適切な対応がより一層求められてきています。