揺れる民主党

今夜、民主党に関わる大きなニュースが入ってきました。


藤井財務相の辞任了承、後任に菅副総理 鳩山首相発表(朝日新聞)

鳩山由紀夫首相は6日夜、体調不良を理由に辞意を示していた藤井裕久財務相(77)の辞任を了承し、後任に菅直人副総理兼国家戦略相(63)を充てる人事を発表した。菅氏の負担を軽減するため、国家戦略担当は仙谷由人行政刷新相(63)が、科学技術担当は川端達夫文部科学相(64)がそれぞれ兼務する。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 昨年9月に鳩山内閣が発足して以降、閣僚の辞任は初めて。首相は藤井氏を強く慰留したが、最終的に体調に不安を残したままで長時間の国会審議を乗り切ることは難しいとして断念。6日、藤井氏の辞表を受理した。菅氏は総選挙マニフェスト政権公約)の調整役を務めるなど、来年度予算案にも精通しているため、後任にふさわしいと判断した。7日に任命する。

 高齢で体調不良が辞任の理由とはいえ、首相の信頼が厚い主要閣僚である藤井氏の辞任は、今後の政権運営にとって大きな痛手となる。

藤井大臣の辞任は致し方ないことですが、実務的に優れていた人材だっただけに残念ですね。

記事にもあるように、このことが大きなダメージになるのは避けられないと思います。



小沢氏を任意聴取の方針 土地取引問題で東京地検(朝日新聞)

小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体陸山会」が2004年に取得した土地の購入原資約4億円が政治資金収支報告書に記載されていない問題で、東京地検特捜部は、小沢氏本人から任意で事情聴取する方針を固めた。聴取に応じるよう、弁護士を通じて6日までに要請した模様だ。小沢氏は告発の対象外だが、土地取引は小沢氏の指示で始まり、約4億円も小沢氏の資金とされているため、聴取は不可欠と判断した模様だ。

 特捜部は、事務担当者として経理を担当した元秘書・石川知裕衆院議員(36)=同党、北海道11区=を、通常国会が開会する18日までの来週にも、政治資金規正法違反(不記載)罪で在宅起訴する方向で検討している。小沢氏の聴取では、小沢氏の取引への関与の実態や、約4億円の資金をどうやって出したのかなどの解明を目指すものとみられる。

 関係者によると、陸山会は04年10月、小沢氏の資金約4億円を複数の口座を経由して陸山会に集約させた後、東京都内の宅地を約3億4千万円で購入。収支報告書には約4億円を収入として記載しなかった。また、07年に陸山会から小沢氏に同額が戻されていたが、この支出の記載もなかったとされる。

 この土地は、小沢事務所の秘書の家族寮用地として、小沢氏が、陸山会の会計責任者だった公設第1秘書・大久保隆規(たかのり)被告(48)=西松建設の違法献金事件で公判中=に指示して探させた。大久保秘書はその後の経理手続きは石川氏に任せ、石川氏は特捜部の聴取に対し、一連の資金操作や不記載を認めたとされる。

 石川氏は関係者に、約4億円は小沢氏の資金だったと説明。取引の様子について「小沢氏と直接、電話やメモでやり取りすることもあった」と話しているという。

 特捜部は、鳩山由紀夫首相の偽装献金事件では、手続きを一任されていた事務担当者の元秘書を在宅起訴し、首相の聴取は見送った。一方、小沢氏の場合は本人に聴取しないと解明できない部分が多いため、聴取が必要と判断したとみられる。

 この問題では、土地の購入費の支出を、04年分ではなく05年分の収支報告書に記載したとして、石川氏や大久保秘書ら3人が同法違反容疑で刑事告発されている。

ついに本丸に検察が踏み込みました。

これも、これからの民主党にとって大きなダメージのなるでしょう。