村井知事 8月の県知事選に不出馬を正式表明


村井知事、再選不出馬を正式表明(信濃毎日新聞)

村井仁知事(73)は13日午前、県庁での定例会見で、「次期の知事選に出馬しない」と述べ、7月22日告示、8月8日投開票の県知事選に立候補せず、1期目の今期限りで引退する意向を正式に表明した。引退理由について知事は「当初から1期4年の任期で県再生のために尽くす決意だった。やらなければならないことを実行し、難題をある程度解決してきた」と説明した。

 後継と考える人物について知事は「私としてこの方にやっていただければな−という思いがあるのは当然」としつつ、「県民の賢明な判断を期待したい。今、申し上げることではない」と明言はしなかった。

 知事選告示まで2カ月余となったこの時期の表明については「迷いはなかったが、公表する前にある程度(関係者に)了解を得なければならなかった」と説明。「濃密に(仕事が)できたのは、当初から4年間と心に定め、不退転の決意で当たることができたからだ」と強調した。

 会見に先立ち、知事は2006年の前回選で支援を受けた県議や経済団体幹部らのグループ「県人会議」が長野市内で開いた会合に出席し、引退の意思を報告。出席者からは出馬を求める声も出たが、最終的に了承した。会合後に会見した座長の石田治一郎県議(自民党県連幹事長)は「続投いただけると思っていたが、誠に残念だ」と述べた。

 村井氏は木曽郡木曽町出身。東大卒業後、旧通産省を経て1986年、衆院選旧長野4区で初当選し、連続6期務めた。自民党に所属していた05年、郵政民営化関連法案に反対し、衆院選への出馬を断念。06年知事選で当時の田中康夫知事への対立候補として立候補し、自民、公明両党や連合長野などの支援を受けて初当選した。

 次期知事選ではこれまでに、前県信濃美術館長の松本猛氏(59)=安曇野市=が立候補を表明。県民有志のグループは、元副知事の阿部守一氏(49)=横浜市=に出馬を要請している。

余力を残しての不出馬ということになりました。

4年前の知事選では田中さんを支持していた私にとっては「反村井」という思いが大きかったのですが、細かくは言いませんが、政策の実行に関しては一定の評価はできると思っています。

ただ、浅川ダムに関しては評価は出来ないですね。


8月の知事選に今のところ正式に立候補を表明しているのは松本さんだけです。

他、阿部元副知事を推す動きがあるといったところで、村井さんの後継者として立候補する人がいるかどうかも注目されるところです。