SKE48が経済波及効果を生んだ

SKE48が“ご当地ソング” 南知多の「羽豆岬」(中日新聞)

 愛知県の知多半島の突端にある羽豆(はず)岬(南知多町師崎)が、名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」の最新シングルCDに「羽豆岬」として取り上げられ、注目を集めている。プロモーションビデオ(PV)の撮影地をファンが訪れるなど、早くも観光宣伝に威力を発揮。地元は“SKE効果”にいっそうの期待を寄せている。


 「羽豆岬」は、7日発売のシングルCD「ごめんね、SUMMER」の通常盤タイプBに収録。「師崎から向かってる 夏への一本道」「羽豆岬の思い出は 青春そのもの」など、作詞家秋元康さん(54)による歌詞が軽快なメロディーで歌われる。


 SKEの所属事務所「ピタゴラス・プロモーション」によると、秋元さんが「かつてデート場所としてにぎわい、今は少し寂しい見晴らしの良いスポット」を東海地方で探すよう指示。羽豆岬と、岬にある築47年の展望台が選ばれた。SKE48の曲でタイトルに地元の地名を含むのは初めて。


 5月末から6月初めに撮影されたPVでは、メンバーが羽豆岬や内海海水浴場、美浜町野間の野間灯台を巡った。展望台で記念撮影をしたり内海の浜を走ったり。インターネットの動画サイト「ユーチューブ」での視聴は27日午前で25万7千回を数える。


 内海海水浴場前の民宿「喜楽屋」にはPV公開直後から、男性ファンや若い女性グループが訪れ、メンバーがPVで食べていたのと同じかき氷やソフトクリームを注文していく。おかみの日比高子さん(65)は「南知多に来てくれる人が増えてありがたい」と喜ぶ。


 この人気に、南知多町観光協会はホームページにPV撮影地への交通手段を掲載した。町商工観光課は「夏本番に向けて、これ以上ないPR」と歓迎。師崎観光協会鈴木善人会長(60)も「テレビ番組で歌ってくれれば、より反響が広がる」と期待する。


 所属事務所の担当者は「SKE48は、地域密着が活動テーマの一つ。愛知の人たちに喜んでもらえるのはうれしい」。秋元さんは「歌をきっかけに展望台が整備され、若者の人気スポットになれば」と話しているという。

 

<SKE48>エス・ケー・イー・フォーティーエイト) アイドルグループ「AKB48」の妹分として2008年7月に活動開始。メンバーは10代前半〜20代前半の愛知県内出身者を中心に45人(今年3月現在)。「羽豆岬」を歌うのは、このうち大矢真那さん(19)ら8人。グループ名は拠点の栄(SaKaE)の頭文字から。総合プロデューサーは秋元康さん。

こういった状況になるのはある程度想定していましたが、実際、観光への波及効果が大きいようです。

羽豆岬の誕生エピソードが秋元先生の一声だったんですね。

東海地方での官民を問わずにイベントに参加しているというのは、SKE48のコンセプトに合っていますが、これは経済効果に波及しそうな勢いを持っているいいケースだと思います。

秋元先生に関して言えば、ジェロさんの「海雪」でクローズアップされた出雲崎(新潟県)というように、ご当地ソングは初めてではないんですよね。

これが契機になって、羽豆岬を中心に南知多が注目され、観光客の出足が増えることが期待できると思います。

他、「ごめんね、SUMMER」のPVが小豆島が舞台になっていて、地元の方のブログで話題になるというように、SKEで聖地巡礼ができますね。


ということで、南知多町観光協会のHPに羽豆岬へのアクセスが掲載されているようです。

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