阿部知事が県議会で所信表明


「地域課題に真正面から」、阿部知事が所信表明 (信濃毎日新聞)

阿部守一知事が初めて臨む県会定例会となる9月県会は24日、開会した。午後1時すぎに始まった本会議で、知事は県政運営への所信を表明。「地域のさまざまな課題やニーズに対して真正面から向き合い、安心して住み続けることができ、子どもたちや孫たちの世代に誇りを持って引き継いでいくことができる長野県を、責任を持って築いていく」と述べた。

 知事は、県民の確かな暮らしを守り、県民主権の実現を目指す−とあらためて宣言。基本姿勢として、これまでの枠組みにとらわれない挑戦と現場の重視、県民との情報共有や協働の推進、県議会や市町村との対話を掲げた。

 政策では、子どもや教育に関する施策の総合調整を図る組織を早期に知事部局に設けると表明。経済政策を総合的に検討する「信州経済戦略会議(仮称)」設置も挙げた。懸案の県営浅川ダム(長野市)建設継続の是非は「できるだけ早く結論を出し、説明責任を果たす」とした。

 一方、財政運営では、地方交付税の不足分を補う臨時財政対策債に依存する現在の地方財政の仕組みを問題視し、新たな財政規律確立に向け議論を進める考えを示した。

 県側は、追加経済対策を盛った総額120億2500万円の本年度一般会計補正予算案など14議案を提出。関連経費計上を見送った「信州型事業仕分け」について、知事は「県議会や市町村の理解を得ながら、本年度中の実施を目指して準備を進める」とした。


阿部知事がきょう開会の9月県会で所信表明・「県民主権」前面に(SBC信越放送・動画あり)


知事になって初の所信表明は、夕方のローカルニュースを見ている限りでは、議員の反応を窺っているように思えます。

どこまで、今回の議会で阿部カラーを出せるかに注目です。