金子哲雄さん講演会

今回は下伊那西部地区の3つの商工会合同主催での講演会でした。

聴講したのは50人くらいかと思います。

ほとんどは会社経営者で、一般の聴講者は平日のせいか、さほど来ていなかったようでした。


金子さんの話し方のスタイルは、テレビで見るようにテンション高めで、聴講者に質問をしていきながら進めて行き、会場内を歩き回りながら話していました。


講演のテーマは「お金をかけずに地域を元気にする」というものでした。

国の支援に頼らずに地域を元気にするということを軸に話されました。

その前段として、家電量販店での物を売るスタイルについて話されました。


家電量販店では、テレビやレコーダーでは売上の利益は無いそうです。

それらに接続するケーブルは原価は非常に安く、利益がかなり出る商品だそうです。

家電量販店が儲けているからくりはこういうことです。


ここで金子さんが言いたいことは、テレビやレコーダーは客寄せ商品で、ケーブルは収益商品だそうです。


これが、お金をかけずに地域を元気にするというカギになることです。


客寄せになる商品を薄利で売り、客寄せ商品を目当てに訪れた客についでに買ってもらい、利益を上げるということです。

つまり、あまりコストをかけずに、利益を上げるということです。

それには、消費者心理をくすぐるちょっとした一言を商品名につけると、多少は高くてもかなり売れるとのことです。


さらに、地域にある特有の資源(空気や水、景色)に付加価値をつける事が大事であることも話されました。


今日は1時間と少しかけて聴講した甲斐がありました。


自分たちの地域に当たり前にあるものは、他の地域に住んでいる人たちには魅力的に見えることがあるということを気づかされました。