長野市議会も長電屋代線廃止を容認

長野市議会「屋代線存続求める住民の請願」を継続審査に(SBC信越放送・動画あり)

廃止の方針が示されている長野電鉄屋代線について、沿線の住民が存続を求めて長野市議会に提出していた請願が、きょうの市議会本会議でも継続審査となりました。

「廃止とバスへの転換」を議会が事実上容認した形です。

長野電鉄屋代線については、沿線自治体などで作る協議会が廃止を決定し、長野電鉄も来年3月までに廃止すると表明しています。

沿線の松代と若穂地区の住民代表は議会に対し、屋代線存続への支援を検討するよう市に働きかけることを求める請願を提出していました。

請願は総務委員会で継続審査となりましたが、きょうの市議会最終日では、この決定に反対する議員が「地元の思いに応えるべき」「議会のスタンスが問われている」などと発言しました。

採決の結果、議員の半数を占める最大会派新友会などの賛成多数で、請願は継続審査となりました。

事実上の不採択で、「廃止とバスへの転換」を決めた協議会の方針が、議会でも容認された形です。

良識があると思っていた議会での事実上の容認には残念が思いがします。

民意を代表するべきである議会が市民に背いた形になってしまったと思います。

この決定を覆す術はあるのでしょうか。