県が交通ビジョンを策定へ

県が総合交通ビジョン策定へ(信州のニュース・NHK長野放送局・動画あり)

 4日開かれた県議会の総務企画委員会で、県は16年後の開業を目指しているリニア中央新幹線の開業を見据え、新たに検討委員会を設け、来年度末までに新しい総合交通ビジョンを策定する考えを示しました。

 これは、4日開かれた県議会の総務企画委員会で県の担当者が述べたものです。


 それによりますと県では、ことし8月にJR東海からリニア中央新幹線のルートや駅の位置の案が示されたことなどから、リニア開業を見据えた新たな総合交通ビジョンをまとめることを決めたということです。

 この中では、平成25年から15年程度の間のリニア中央新幹線を含め、交通網の整備の方向性や将来像を定め、地域振興や各交通網のアクセス向上につながるものにするということです。


 また、ビジョンの策定のために、来月をめどに検討委員会を新たに設置し、この委員会の中に「リニア特別委員会」を設けることにしているということです。


県では、来年度末までにビジョンの策定を行うことにしています。

ようやくリニア中央新幹線を見据えた交通ビジョンの策定に動き出したようです。

ただ気になるのが、来年度末では時間がかかりすぎるのでないかということです。

地域の方向性を定めていくためには、早い段階での取りまとめが必要ではないかと思います。


議論の推移に注目していきたいと思います。