ラスト前日の鑑賞
今晩、市内の映画館で「コクリコ坂から」を観てきました。
この映画館では、上映が明日で終了するということで、メンズデーを利用して行ってきました。
今作は、息子の宮崎吾郎さんが監督で、お父さんの駿さんは企画で参加したものでした。
観て思ったことで最初に挙げるとすれば、人間を丁寧に描き、表現していることです。
極端にインパクトがあるキャラクターがいるわけではないのですが、人物への感情を素直に表現していることにより、キャラクターに厚みをもたせているのではないかと感じました。
そして、背景の街の風景がかなりリアルに描かれていたことも印象に残りました。
昭和の懐かしい風景が新鮮に映ったとも感じました。
メッセージ性は薄いとは思いましたが、人間をしっかり表現していることで、何かを訴えるというよりは、観た人の心に温かさを持たせたという点では、また違った意味で観た人の心にこの作品がしっかりと刻まれたのではないかと思います。
観た後は、心が洗われたような気持ちになり、観て良かったと思えた作品でした。