栗原恵選手が岡山シーガルスに入団

女子バレー:「今までと異なるチャレンジを」栗原恵が抱負(毎日新聞・14日)

バレーボール・プレミアリーグ女子の岡山シーガルズに入団した栗原恵(27)が14日、岡山市北区で記者会見し、「今までと異なることにチャレンジし、自分を伸ばしたい」と抱負を語った。

 栗原はシーガルズを選んだ理由として「長年、監督に誘われていた。自分の良いところも悪いところも成長させてくれると思い、入団を決めた」と話した。背番号は11。これまでの背番号1と「シーガルズで一から成長してほしい」との期待を込めて1を並べたという。河本昭義監督は「栗原選手が加わり、チームが面白く変わる」と語った。

 栗原は広島県出身で身長187センチ。アテネ、北京の両五輪で日本代表のエースとして活躍した。昨年9月からロシアの強豪チームでプレーし、今年3月に退団。ロンドン五輪日本代表からは外れている。

栗原恵、熱く語る「心機一転、新たな挑戦を」(読売新聞)

「心機一転、このチームで頑張っていきたい」――。

 バレーボール女子プレミアリーグの「岡山シーガルズ」に、アテネ、北京両五輪で全日本の主力として活躍した栗原恵選手(27)が入団し、14日、岡山市内のホテルで記者会見に臨んだ。

 「攻めるバレー」を目指す河本昭義監督(59)からの期待も高い栗原選手は、入団のきっかけとなった河本監督への思いや、ロンドン五輪代表から外れた今の心境などを熱く語った。

 ――シーガルズに入った理由は。

 「ずっと(河本監督に)気に掛けていただいていた。監督が、私のプレースタイルや人間性のいい部分も悪い部分も含めて成長させたいと思っておられることが、直接話をして伝わってきた。監督に懸けて精いっぱいやって、自分がどんな選手になれるのか、という期待を込めて入団を決めた」

 ――シーガルズではどんなプレーをしたいか。

 「今までと異なることにチャレンジすることになると思う。(背の)高さなど生かせる面は生かしつつ、新たな部分を取り入れたい」

 ――シーガルズでは、若い選手が育ってきている。経験をどう伝えたいか。

 「監督からも『ゲーム中に選手にアドバイスしてほしい』と言われている。気づいたことをチームに伝えていきたい」

 ――背番号が1番から11番に変わったが。

 「今まで1番を長く付けていたので愛着はあるが、それじゃないと嫌だというような執着はない。新たな気持ちで、11番で始めたい」

 ――13日から練習に参加して、雰囲気はどうか。

 「シーガルズは、今まで試合会場などでしか見たことがなかったが、(練習も)プレーの印象そのままで、堅実で一生懸命練習しているな、というのが伝わってきた。早くその一員になれるように頑張っていきたい」

 ――ロンドン五輪の代表から外れたことについて、今、どんな思いか。

 「(膝の)けがを2年患い、難しい中でのチャレンジだったので、自分のできる範囲で精いっぱいやろうと思っていた。ベストは尽くした上での結果なので、真摯に受け止めて今後につなげたい」

 ――今、膝の状態は。

 「ベストに近い。膝を気にしているような状態ではない。(これから調子を)上げていくだけ」

 ――また、五輪の舞台で活躍したい思いはあるか。

 「チャンスがある以上はつかみたい。自分の頑張り次第だと思っている」

再起を懸けて、新天地の岡山で新たなスタートを切りました。

ここ数年、ケガに泣かされ、ロンドン五輪の代表メンバーに選ばれなかったショックはあるとは思いますが、何か足掛かりを見つけて、また五輪の舞台に立ってほしいなと思います。