新野の盆踊りが終わる

3晩続いた「新野の盆踊り」 阿南の若者ら名残惜しむ(信濃毎日新聞)

下伊那郡阿南町新野(にいの)で14日夜から3晩続いた「新野の盆踊り」(国重要無形民俗文化財)が17日朝、盆の終わりを惜しむように踊る若者らの歌声とともに終わった。地区のメーン通りは住民や帰省した人たちで埋まり、約500年前から続く素朴な伝統が地域を包んだ。

 辺りが明るくなり始めた午前4時半ごろから、最後の踊りの輪に加わろうと踊り手の数が増えた。この日だけ踊る盆唄「能登」が午前6時ごろに始まると、メーン通りのやぐらを囲むように延びた踊りの輪は約600人に。新盆を迎えた家族が持ち寄った「切子灯籠」の行列が近くの瑞光院(ずいこういん)へ向かうと、若者らが20〜30人が行く手を遮るように肩を組んで踊り、盆踊りの終わりを盛り上げた。

 信大教育学部長野市)2年の金田光季(かなだみつき)さん(19)も浴衣姿で踊りの輪に加わった。「地域のみんなと一体になれる。盆踊りのために帰ってきたくなる」と話していた。

これが終わると秋の気配が漂い始めます。

私は15日の夜から16日の朝に行ってきました。

時間的に夜が深かったせいか、踊りの輪はかなり小さかったです。

以前の様なにぎやかさは無くなったのかなと思いますが、最後の「能登」が始まるころからは今でも輪が大きくなるという、新野の盆踊りのクライマックスになるところです。

母の実家のあるところということで小さい頃から踊りには参加していました。一時期は遠ざかってはいましたが、ここ数年は最終日に夜通しで参加するようになりました。

こういった、地域の心の拠りどころになる伝統行事はきちんと次世代につなげていってほしいなと改めて感じました。