あれから2年
今日は、東日本大震災が発生してから2年の日です。
ここ数日はあらゆるメディアで震災に関する特集が報じられていました。
今日もいうまでもありません。
困難に向かって知恵や力を出し合って復興への歩みを進めている被災者の方々を見ていると、胸が痛みます。
家族や親族を失ってしまった方々の胸中には察し余るものがあります。
2年経ってくると、日に日に被災した人たちに思いを巡らすことが少なくなっているのが現実です。
かと言って、被災地の現状に目を背けているわけではないと思います。
自分としては、被災した人たちに思いを巡らせるようにはしているつもりです。
そうしようとしている人たちは多くいると思います。
ただ、きっかけとなる話題がメディアで報じる量が少なくなっているのも事実です。
3月11日だからというわけではなく、1日でも多く、被災した人たちに思いを巡らせることが、被災した人たちに夢や希望を与えることになるのではないでしょうか。
しかし、被災した人たちの思いに政治や行政は応えているとはいえないと思います。
2年経っても、復興への青写真は見えきれていません。
どれだけ、被災した人たちの心を苦しめているのでしょうか。
政治家や行政の担当者は、被災地にもっと足を運んで、被災した人たちの声をもっと聞くべきではないでしょうか。
アベノミクスなんて言っている暇があるなら、被災地の復興支援にもっと力を注ぐべきです。
福島第一原発の事故も、収束には程遠いです。
この期に及んで、原発再稼働なんて言っている政治家には憤りを感じます。
この苦しみは福島でたくさんです。
故郷に戻りたくても戻れない人たちの思いを、政治や行政、東京電力はどう捉えているのでしょうか。
その思いが理解できるのなら、原発再稼働という文言は言うべきではないし、脱原発に流れを変えてほしいと思います。
こうして、今思っていることを綴ってみました。
私たちは、被災した人たちに思いを巡らせることを止めるべきではないし、復興に向けての何らかの行動を起こすべきであるということを心に留めなければならないと思います。
復興にはものすごい人的エネルギーが必要です。
そのためには、直面している事実に目を背けずに、今自分たちができることを考えることから始めるのが、復興への一歩になると思います。
1人の一歩は小さいですが、それが集まれば大きな一歩になります。
今日の見出し文ではありませんが、少しでも前に進んでいくことが大事ではないかと思います。