長嶋茂雄さんと松井秀喜さんに国民栄誉賞が授与される

長嶋茂雄・松井秀喜氏に国民栄誉賞(NHKニュース)

プロ野球・巨人の元監督の長嶋茂雄氏と、巨人や大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏の国民栄誉賞の表彰式が東京ドームで行われました。

長嶋氏と松井氏の国民栄誉賞の表彰式は、松井氏の現役時代の背番号「55」にちなんで5月5日に引退セレモニーが開かれるのに合わせて行われました。

表彰式は、満員のファンが見守る中行われ、安倍総理大臣から2人に表彰状や記念品の金のバットが授与されました。

このあと、長嶋氏は「国民栄誉賞を頂きまして本当にありがとうございます。ファンの皆様、本当にありがとうございます」とあいさつしました。

長嶋氏が球場のファンの前で話すのは平成16年に脳梗塞で倒れて以降、初めてです。

さらにこのあと松井氏があいさつし、「この賞を頂き大変光栄ですが、同じくらいの気持ちで恐縮しています。日本の野球を愛する国民の皆さんの力になれるよう努力したいと思います」と感謝のことばを述べました。

そして、プロ野球界ですでに国民栄誉賞を受賞している王貞治さんと衣笠祥雄さんから2人に花束が贈られました。

このあと、松井氏がピッチャー役、長嶋氏がバッター役、安倍総理大臣が球審役を務めて始球式が行われました。
長嶋氏が上半身だけ往年の背番号「3」のユニフォームに着替えて打席に立ち、松井氏が投げたボールに対してバットを振ると、スタンドのファンから大きな歓声が上がっていました。


松井秀喜氏 国民栄誉賞受与式「光栄だが、同時に恐縮」 (スポーツニッポン)

巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(77)と巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(38)への国民栄誉賞の授与式が5日、東京ドームで行われた。

 安倍晋三首相(58)から松井氏には「日米両国の多くの国民から愛され、世界中の人々に明るい夢と希望ほ与えた」と言葉をかけられた。

 松井氏は受賞について「光栄ではありますが、同時に恐縮しております」とあいさつ。その理由について、先んじて国民栄誉賞受賞の王貞治ソフトバンク会長、(元広島の)衣笠祥雄氏のように世界記録を達成したわけでもなく、長嶋氏のように国民を熱狂させたわけでもないからだと説明した。

 しかし、自分に誇れるのは日米でプレーし「素晴らしいファンに恵まれたことです」と続けた。そして、今後は「偉大なる3人の背中を追いかけ、日本の野球の、国民の皆様の力になれるよう努力していきたいと思います」「すべての方々に感謝の言葉を捧げたい」と受賞の喜びを語った。

受賞おめでとうございます。


テレビで授与されるところを見ました。

印象的だったのが、上の記事にあるように、松井さんが「ファンに恵まれていたこと」などにあるように、感謝を忘れず謙虚な姿勢だったことです。

夕方見たテレビでも、松井さんの感謝の心と謙虚さが印象的でした。

また、幅広い世代に野球に親しんでほしいということや子ども達に野球の楽しさを伝えたいということを話され、野球に対する思いを熱く語っていたのも印象的でした。


長嶋さんは記録より記憶に残る選手であるというのは言うまでもありませんが、松井さんも記録に残る選手というよりは、日米でプレーをしたことから言うと、記憶に残る選手だということを感じます。