今日の気になるニュース

今日の気になるニュースは、山岳遭難の件数が過去2番目の多さだったというニュースです。


山岳遭難 過去2番目の多さ(NHKニュース・信州のニュース)

この大型連休の期間中、県内で起きた山岳遭難は27件と、過去2番目に多く、死者と行方不明者はあわせて10人に上ったことが、警察のまとめでわかりました。
県警察本部のまとめによりますと、この大型連休期間にあたる先月27日から今月6日までの10日間に、県内の山で起きた遭難の件数はあわせて27件でした。これは警察が統計を取り始めた昭和29年以降、昭和46年の34件に次いで、2番目に多くなっています。遭難した人数は34人で、30人が県外から訪れた人でした。このうち先月27日には、北アルプスの白馬岳で2つのパーティーが雪崩に巻き込まれて、2人が死亡、1人が行方不明、1人がケガをするなど、期間中の山岳遭難で▼死亡した人は9人、▼行方不明者は1人、▼ケガをした人は18人でした。死者と行方不明者をあわせた数は10人で、この5年間では、おととし平成23年と並んで、最多となっています。県警察本部は「天気はよかったが、気温が上がらなかったため、全般に雪が固くなり、滑落事故が増えた。技術や知識が不足している登山者に対して、登山口などで指導を続けるとともに、県外からの登山者にも、県と協力して情報提供に力を入れたい」と話していました。

技術の過信と知識不足がこうした事態を招いている要因だと思います。


それに関連して、先月29日の投稿ですが、地元民放局の信越放送の「SBCニュースワイド」のキャスターの三島さやかさんが相次ぐ山岳遭難について話題にしています。

こちら

この投稿でキーワードになっているのが「自己承認欲求」という言葉です。

自分を大きく見せたいとか、過剰な自己愛を主張したいという思いが、一連の山岳遭難の根底にあるということです。


技術や知識は登山には大事なことですが、それに加えて、山が危険な状況にある時には登山を諦める勇気(押すも勇気、引くも勇気)も備えるべきではないかと思います。