今日の気になるニュース

今日の気になるニュースは、自民党の川口参院環境委員長の解任決議案が参議院で野党の賛成多数で可決されたというニュースです。


川口委員長の解任決議が可決(NHKニュース)

自民党の川口参議院環境委員長の中国訪問を巡って野党側が提出した解任決議案は、9日の参議院本会議で採決が行われ、野党側の賛成多数で可決されて、川口氏は委員長を解任されました。
委員長の解任決議が可決されたのは衆参両院を通じて初めてです。

自民党の川口参議院環境委員長が先月、国会の了承を得ないまま中国訪問の滞在期間を延長し、参議院環境委員会が中止になったことを巡って、民主党などは7日、「委員長の職責をみずから放棄したも同然で、断じて容認できない」として、川口委員長の解任決議案を提出しました。
9日に開かれた参議院本会議で、決議案の趣旨説明と討論が行われ、民主党は、「川口氏は一方的に中国滞在を延長し、みずから招集した委員会を流会にした。委員長が渡航許可のルールを無視して無許可で滞在を延長したことは憲政史上に例のない事案で、不適格とのそしりを免れない」と述べました。
これに対し自民党は、「滞在の延長は中国政府の要人と会談するためで、国益に貢献する意義があった。川口委員長は事前に延長を申請し、取るべき手続きは取っており、野党が延長を認めなかったことが問題の原因だ」と述べました。
そして、解任決議案の採決が行われ、民主党みんなの党、生活の党など、野党側の賛成多数で可決されて、川口氏は委員長を解任されました。
委員長の解任決議が可決されたのは衆参両院を通じて初めてです。

与党野党とも、言い分に対して間違えはないのですが、ここでカギになるのは「どちらの国益(国内か国外か)が大事なのか」ということです。


民主党などの野党側は「国会での職責を全うしないのはおかしい。」という主旨で解任決議案に賛成しました。

一方の自民党は「国際関係を円滑に進めるための会合出席には、滞在の延長は止むを得なかった。」という主旨で同案に反対しました。


ここで言えるのは、政府または自民党サイドが川口さん以外の人を立てて会合に出席させることができなかったのかということです。

国会会期中に会合があることが明らかに分かっているのなら、国会の要職にある川口さんを立てることに問題があったのではないでしょうか。


詳しい状況は分からないのですが、マスコミが報じている内容から知り得る範囲では、こうしたことが言えると思います。