今日の気になる

今日は、日刊スポーツに取り上げられていた、サッカー日本代表本田圭佑選手の記者会見のことです。


本田W杯優勝へ前代未聞の名指し公開ゲキ(日刊スポーツ)

世界最速で14年W杯ブラジル大会出場を決めた日本の絶対的エース、MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)が5日、公言する「W杯優勝」を実現するため、公の場で仲間に課題を突き付けた。自身の土壇場での同点PKによるW杯出場決定から一夜明け、さいたま市内で行われた共同記者会見に参加。ひな壇の端から同じ壇上に並んだ仲間に「個」の大切さを説き、前代未聞の公開アドバイスを送った。

 公言する「W杯優勝」へ、残された時間は1年。ひな壇の前列左端に陣取った本田は、公式会見で前代未聞の公開アドバイスを送った。主力の名を順に挙げて各自に課題を突き付けた。彼らのプレーに不満をあらわにしたわけではない。本田にしかできない期待と信頼を込めた叱咤(しった)だ。

 「この1年は短いですが、考え方によってはまだ1年もあるという見方もできる」。「個」という単語で個人の一層のレベルアップを説き、重みのある口調で各ポジションの選手名を挙げた。

 本田 個というのは昨日、GKの川島選手がしっかりと1対1で守ったところをさらに高める。今野選手がケーヒルに競り勝ったところをさらに勝てるように磨く。佑都(長友)、真司(香川)がサイドで個人で突破していた精度をさらに高めて、ブラジル相手にでもできるようにする。ボランチの2人(長谷部、遠藤)がどんなにプレッシャーがきても必ず攻撃陣にパスを供給できるように、そして守備ではしっかりと常にコンパクトに保ちながらボール出しを90分間繰り返してやる。岡崎選手や前田選手が、決めるべきところをしっかり決める。

 世界の頂点まで駆け上がるため、今のタイミングこそが仲間に訴えかける場だと、冷静に判断したからこその発言だった。

 本田 最後は個で試合が決することがほとんど。日本のストロングポイント(長所)はチームワークなんですけど、そんなことは、僕らは生まれ持っている能力なんで。どうやって自立した選手になって個を高められるか。自分が前に出るという強い気持ちを持って、集まっているのが代表選手だと思う。

 受け取る側の性格、反応まで考慮しての発言。言葉にトゲはあるが、細かい気配りもある。

 直前に「ビッグクラブの人と一緒にプレーできるのは本当に楽しい」と言ったいじられキャラの先輩今野にはあえて苦言も。「今野選手みたいに憧れみたいな気持ちで持っていてもらったら困る。大先輩なので、どんどんアドバイスをくれればいいと思っています」。「大先輩」という言葉で気遣いも交ぜつつの刺激だった。日本中を熱狂させたピッチ上に続き、会見も完全に本田の独壇場となった。

チームプレーが重要であるのはもちろんですが、個を高めることでそのチームプレーにさらに磨きがかかると私は解釈します。

個人の意識を高くすることで、お互いが刺激をしあって、ひいてはチームの結束力を高めるというのは理に適っているのかなと思います。

スポーツばかりではなく、一般社会や会社などのある種チームと仮定できる組織体でも、本田選手の理論はあてはまることではないでしょうか。

自分も個を高めて、社会、というか組織に貢献できる人間になりたいと思います。