今日の気になる

今日の気になるは、長野県庁で開かれたリニア中央新幹線の検討会に関するニュースです。


リニア中央新幹線が沿線地域に及ぼす影響を考える検討会開催(SBC信越放送・動画あり)

2027年に東京〜名古屋間で開業を目指すリニア中央新幹線の開通が、県内の沿線地域の交通体系に及ぼす影響を考える検討会が開かれました。

県庁で開かれた検討会には阿部知事やJR東海の関係者、県内の沿線地域の代表者など26人が参加し、リニアが開通したあとのJR飯田線や路線バスなど公共交通機関の利用方法が話し合われました。

この中で駒ヶ根市の杉本幸治市長は、リニアからの乗り継ぎ客が増えると予想されるJR飯田線では、それぞれの駅を中心とした再開発が有効と指摘しました。

また県タクシー協会の柳沢正登会長は、「タクシーで回ることができる新しい観光ルートを開発したい。

中間駅には観光タクシー専用の駐車スペースを用意してほしい」と要請しました。

次回の検討会は10月以降に開かれます。

県内のリニア中間駅を結節点にして、どういった交通体系が望ましいかということから、この議論が始まると思います。

選択肢としては、JR飯田線と高速バス(中央道・長野道利用)が基幹ルートとして考えられます。


JR飯田線に関しては、現在の設備ではリニア中間駅から移動するルートとしてはあまりにも貧弱ではないでしょうか。

基幹ルートにするのなら、高速化に向けての整備、ダイヤの改善が必要だと思います。


高速バスに関しては、新たな設備投資は少なく済みます。

考えるとするなら、ルートやダイヤをいかに効率的なものにするのかということではないでしょうか。


この記事の内容から言えることは、今日の議論は木でいえば枝葉の部分の議論で終わったのかなと思います。

最初に書きましたが、大事なのは幹の部分にあたる、結節点を中心にしたルートの確立ではないでしょうか。

そうした議論を今後望みます。