今日の気になる

今日の気になるは、沖縄で行なわれた、沖縄戦の全戦没者を悼む「慰霊の日」の追悼式典のニュースです。


沖縄で「慰霊の日」 68回目で防衛・外務相が初参加(朝日新聞)

沖縄は23日、沖縄戦の全戦没者を悼む「慰霊の日」を迎えた。最後の激戦地となった糸満市摩文仁(まぶに)の県営平和祈念公園では県などが主催する追悼式があり、約5800人が参列した。安倍晋三首相のほか、小野寺五典防衛相、岸田文雄外相ら閣僚4人も来賓として参加した。正午には1分間の黙祷(もくとう)を捧げ、平和への思いを新たにした。

 仲井真弘多(ひろかず)知事は追悼式の平和宣言で、68年前の戦争で沖縄の人々は「生涯癒やすことのできない深い痛みを負った」と述べ、「私たちは、沖縄戦の教訓を継承するとともに、わが国が築いてきた平和主義の堅持を強く望む」と言及した。また昨年にひき続き、普天間飛行場の県外移設や、日米地位協定の抜本的見直しを日米両政府に求めた。

 参列した安倍首相は「わが国の暦には、格別の意味をもつ日付がある。今日は、そうした大切な日だ」とし、「沖縄が忍んだ犠牲、人々が流した血や涙が、自分たちを今日あらしめていることを深く胸に刻む」と語った。沖縄の米軍基地問題については「負担を少しでも軽くするよう、全力を尽くす」と述べるにとどめた。

 追悼式に外相、防衛相が参加したのは初めて。また日本維新の会橋下徹共同代表やルース駐日米大使らも出席した。

 沖縄戦では1945年3月末に米軍が慶良間諸島に上陸。6月23日で組織的な戦闘は終わったが、その後も、降伏を拒む多くの軍人や住民が命を落とした。軍民で計約20万人が亡くなった。


その式典で、小学1年生の男の子が読んだ詩が印象に残りました。


「へいわってすてきだね」ひらがな覚え立て安里くんの詩(朝日新聞)

 沖縄戦の全戦没者を悼む「慰霊の日」追悼式で、日本のいちばん西にある小学校、沖縄県与那国町立久部良(くぶら)小1年の安里有生(あさとゆうき)くん(6)が、自作の詩を一生懸命読み上げた。最近ひらがなを習い終えたばかり。県平和祈念資料館が募った「平和のメッセージ」に寄せられた1690点の中から選ばれた。

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へいわってなにかな。

ぼくは、かんがえたよ。

おともだちとなかよし。

かぞくが、げんき。

えがおであそぶ。

ねこがわらう。

おなかがいっぱい。

やぎがのんびりあるいてる。

けんかしてもすぐなかなおり。

ちょうめいそうがたくさんはえ

よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。

みなとには、フェリーがとまっていて、

うみには、かめやかじきがおよいでる。

やさしいこころがにじになる。

へいわっていいね。へいわってうれしいね。

みんなのこころから、

へいわがうまれるんだね。



せんそうは、おそろしい。

「ドドーン、ドカーン」

ばくだんがおちてくるこわいおと。

おなかがすいて、くるしむこども。

かぞくがしんでしまってなくひとたち。



ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。

このへいわが、ずっとつづいてほしい。

みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。



へいわなかぞく、

へいわながっこう、

へいわなよなぐにじま、

へいわなおきなわ、

へいわなせかい、

へいわってすてきだね。



これからも、ずっとへいわがつづくように

ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。

特に、最後の2行ですが、平和が続くように自分のできることから頑張ろうということですが、これができているようでできてないのが現実だと思います。

当たり前のようにある平和だと思っていますが、ここにたどり着くまでには多くの犠牲があったことを忘れてはならないと改めて感じます。

これからは、平和な世界を維持するために私たちができることは何かを考えたいものです。