今日の気になる

今日の気になるは、長野県立の4年制大学の基本構想を阿部知事が発表したというニュースです。


新県立大学設置・県が管理栄養士の養成課程を盛り込んだ基本構想を決定(SBC信越放送・動画あり)

長野市の県短期大学を4年制にする新たな県立大学について、県は管理栄養士を養成する課程を盛り込んだ基本構想を正式に決定しました。

会見の中で「約1年の議論でまとまったものを県としての構想にしていく」と述べ新しい県立大学について基本構想を正式に決定したことを明らかにしました。

それによりますと、新しい県立大学は、総合マネジメント学部と健康発達の2つの学部と3つの学科で構成されます。

構想に盛り込んだ管理栄養士の養成課程については同じ学科をもつ松本大学が反対していますが、これについて知事は「養成課程の中では語学教育を重視するなど特色を明確にすることで差別化を図る」とし、設置を進めることにしました。

新しい県立大学は2017年4月の開学をめざし、今後、具体的なカリキュラムや学長や教員の選定を進める方針です。

ここまで議論してきたということですが、県民にその過程が見えていたのかというと、そうではないと思います。

また、松本大学が反対する一番の理由にある管理栄養士の養成課程の是非についても議論の過程が見えていません。


県民に議論の過程が見えず、いきなり構想を発表するのはどうかと思います。

パブリックコメント(県民に意見を求める)を行なってもよかったのではないでしょうか。


県内の大学の同意を求めていくのも大事ですが、県民との同意を求めていくのも必要ではないかと思います。