今日の気になる

今日の気になるは、復興予算が流用されていたというニュースです。


復興予算 中部電に20億円流用(東京新聞)

政府が二〇一一年度に計上した復興予算のうち、約二十億円が東日本大震災の復興とは直接関係のない中部電力の支援に使われていたことが分かった。茂木敏充経済産業相は二十八日の記者会見で「予算の執行状況を調査し一部の執行を見合わせる方向で早急に結論を出したい」と、支援打ち切りを検討する考えを明らかにした。

 この事業は、一一年度第三次補正予算に計上された「火力発電運転円滑化対策費補助金」(九十億円)と「温排水利用施設整備等対策交付金」(十億円)。これらの財源には所得税などの復興増税が含まれている。

 火力発電補助金は、原発停止に伴い代わりとなる火力発電用の燃料を購入する電力会社が金融機関などから新たな借り入れをした際に、利子を国が肩代わりする制度。一一年五月に国の要請で浜岡原発静岡県)を停止した中部電に対し、一一〜一二年度で計約十六億五千万円が支払われた。

 温排水交付金浜岡原発の停止で、静岡県の養殖施設に発電所からの温排水が届かなくなり、事業を続けるために新しいボイラーの設置費用や重油代などを国が補助する仕組みで、約三億五千万円が支出された。このうち三億円が中部電に渡っている。

 これらの事業のために予算支出した計百億円は、社団法人や静岡県が管理する「基金」に積まれていた。国はまだ使われていないとみられる約八十億円の返還を求める考え。

 ただ既に支出されたものについて、茂木氏は「(制度上)返還してもらうことは難しい」との見解を示した。


復興予算がまるで関係ない分野に配分されているというニュースが数多く報じられていますが、またか、という感じです。

国は被災地のことをどれだけ考えているのでしょうか。

こういったことも参院選の争点に上がるといいと思います。

内容の精査も必要ですが、それよりも本当に被災地の復興のためになる予算配分を望みます。