今日の気になる

今日の気になるは、今日公示された参議院選挙です。


参院選公示 433人が立候補(NHKニュース・動画あり)

第23回参議院選挙が4日公示され、NHKのまとめによりますと、選挙区と比例代表合わせて433人が立候補を届け出ました。
自民・公明両党が参議院でも過半数を獲得し、国会のねじれを解消するのかを焦点に、各候補者は、今月21日の投票日に向けて17日間の選挙戦に入りました。

参議院選挙の立候補の受け付けは、午後5時に締め切られました。
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選挙区

NHKのまとめによりますと、全国47の選挙区に立候補したのは271人で、▽自民党が49人、▽民主党が35人、▽日本維新の会が14人、▽公明党が4人、▽みんなの党が19人、▽生活の党が5人、▽共産党が46人、▽社民党が5人、▽みどりの風が5人、▽新党大地が2人、▽社大党が1人、▽幸福実現党が47人、▽緑の党が1人、▽その他の政治団体や無所属が合わせて38人となっています。
新旧別では、▽現職が57人、▽元議員が1人、▽新人が213人で、定員73に対する競争率は、3.71倍です。


比例代表

一方、比例代表に名簿を提出したのは12の政党と政治団体で、届け出順に、▽みんなの党が15人、▽民主党が20人、▽新党大地が9人、▽社民党が4人、▽生活の党が6人、▽みどりの風が3人、▽自民党が29人、▽共産党が17人、▽公明党が17人、▽緑の党が9人、▽日本維新の会が30人、▽幸福実現党が3人で、合わせて162人が立候補しており、定員48に対する競争率は3.38倍です。
この結果、選挙区と比例代表を合わせた立候補者数は433人で、前回・3年前の選挙と比べて4人少なくなりました。
また、女性の候補者の数は、前回より5人多い105人となりました。


焦点は
今回の参議院選挙は、自民・公明両党が参議院でも過半数を獲得し、国会のねじれを解消するのか、それとも、民主党など野党側がこれを阻止するのかが焦点です。
安倍総理大臣が進める経済政策をはじめ、半年余りの政権運営に対する評価などを争点に、各候補者は、今月21日の投票日に向けて17日間の選挙戦に入りました。

参院選公示日 各党党首支持訴える(NHKニュース・動画あり)

第23回参議院選挙が、4日公示され、NHKのまとめによりますと選挙区と比例代表合わせて433人が立候補を届け出ました。
自民・公明両党が、参議院でも過半数を獲得し、国会のねじれを解消するのかを焦点に、今月21日の投票日に向けて17日間の選挙戦に入り、各党の党首は街頭で支持を訴えました。

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自民党 安倍首相
自民党総裁安倍総理大臣は、福島市で第一声を上げ、復興を加速させていくと強調しました。
そして、午後には東京に戻り、池袋や有楽町で街頭演説し、国会のねじれ解消などを訴えました。
安倍総理大臣は、福島市で「参議院選挙を福島からスタートするのは福島の復興なくして日本の再生はないからだ。復興のためにも強い経済を取り戻す。『三本の矢』の政策で、デフレから脱却し、行き過ぎた円高を是正して、地域と経済を豊かにする政策を始めた。間違いなく実体経済はよくなっている。私たちは必ず日本の経済を成長させていくことを約束する。残念ながら、まだ参議院でわれわれ与党は過半数をもっていないために、復興も経済の再生もスピーディーに進んでいかない。この『ねじれ』を解消させてほしい」と訴えました。


民主党 海江田代表
民主党の海江田代表は、盛岡市で第一声を上げたあと、宮城、福島、栃木を訪れました。
そして、福島の仮設住宅では、避難生活を余儀なくされている人たちと、支援策などについて意見を交わしました。
海江田代表は、盛岡市で「今度の参議院選挙は、日本の方向性を決める大切な選挙であり、民主党は暮らしを守る力になる。安倍政権が誕生して6か月がたつが、国民の暮らしがよくなる可能性が本当にあるか考えてほしい。国民の生活を破壊する安倍政権に対じしていかなければいけない。物価はすでに上がっている。働いている人の賃金は上がったのか。年金が上がるのかといえば下がることになる。今の日本は分かれ道にあり、間違った方向にかじを切り、あとから後悔したのでは遅い」と訴えました。


日本維新の会 橋下共同代表

日本維新の会の橋下共同代表は、大阪・難波で第一声を上げたあと、市内の繁華街やビジネス街で街頭演説を行い、有権者と握手したり、ガラス張りの車から支持を訴えたりしました。
橋下共同代表は、大阪市で「日本全体の徹底した構造改革をやらなければならない。アベノミクスで株価は上がっているが、だまされてはならない。『第3の矢』として、徹底した日本の改革が必要だが、自民党にはできないし、そのことは言わない。維新の会だけが批判を恐れず、反論を恐れず、選挙を恐れず、とことんまで改革をやり抜いていく」と訴えました。


公明党 山口代表

公明党の山口代表は、さいたま市で第一声を上げたあと、横浜市などを回り、国会の「ねじれ状態」を解消する必要性を訴え、集まった人たちと握手したりして、支持を呼びかけました。
山口代表は、さいたま市で「成長戦略を実行していくことが大事だが、今、国会はねじれているので、参議院では与党で過半数を取れず、物事をスピーディーに決めて政治を前に進めることができない。国会のねじれを今回の参議院選挙で解消できるかどうかが最大の争点だ」と訴えました。


みんなの党 渡辺代表

みんなの党の渡辺代表は、東京・巣鴨で第一声を上げたあと、銀座に移動し、買い物客と握手したり、写真撮影に応じたりして支持を訴えました。
その後、千葉や栃木などで街頭演説を重ねました。
渡辺代表は、東京・豊島区で「国家経営を官僚任せにしない、消費税増税は凍結する、原発はゼロにする、徹底した自由化で新規参入を認める。そうすれば新しい産業が生まれ、経済を引っ張っていく。みんなの党は覚悟をもって日本のゆがみの構造をただしていく」と訴えました。


生活の党 小沢代表

生活の党の小沢代表は、東京都内で党の幹部らと選挙の情勢分析などをしたあと、夕方、千葉県市原市で第一声を上げ、集まった人たちと握手したり、写真撮影に応じたりして支持を訴えました。
小沢代表は、千葉県市原市で「『ねじれ国会』は自民党の暴走を止める役割をしている。安倍総理大臣は、大企業がもうければ配分されるというが、国民所得は減ったのが現実だ。自民党政権は命や暮らしを軽く考えており、許してはいけない」と訴えました。


共産党 志位委員長

共産党の志位委員長は、東京・新宿で第一声を上げ、集まった支持者や買い物客らと握手をして支持を呼びかけました。
そして、午後には、大阪に移動し、JR大阪駅前で街頭演説を行いました。
志位委員長は、東京・新宿区で「アベノミクスというが、暮らしは苦しくなる一方だ。安倍内閣の暴走に不安感や危機感が広がっている。自民党と正面から対決し、国民の立場で抜本的な対案を示していく。『自共対決』を貫き、躍進を目指す」と訴えました。


社民党 福島党首

社民党の福島党首は、横浜市で第一声を上げたあと、東京に移動し、新宿駅前などで街頭演説を行いました。
そして、若者や女性が活躍できる社会をつくると訴え、支持を呼びかけました。
福島党首は、横浜市で「社民党は護憲でぶれない。脱原発でぶれない。雇用を立て直し、消費税増税には反対だ。金持ち、富裕層から金を取るべきだ。『強い国よりやさしい社会』をキャッチフレーズに戦っていく」と訴えました。


みどりの風 谷岡代表

みどりの風の谷岡代表は、東京・浅草で商店街を歩いて買い物客らに握手を求め、支持を呼びかけたあと、第一声を上げました。
午後からは、福島や山形を回って街頭演説を行いました。
谷岡代表は、東京・台東区で「若者や母親たちを不安に陥れている原発はやめなければならない。みんなで分かち合う日本らしい共生社会を作る、日本の緑であることが私たちの願いだ」と訴えました。

今日、決戦の火ぶたが切って落とされました。

個人的には、原発憲法改正についての考え方が投票の基準になります。


自民・公明で過半数を取れるのか、野党が一矢報いるのか、17日間の選挙戦が動き出しました。