今日の気になる

今日の気になるは、昨日投開票が行われた参議院選挙についてです。


自民大勝で衆参ねじれ解消 民主大敗(NHKニュース)

21日に投票が行われた参議院選挙で、自民党は、今の選挙制度の下で最も多い65議席を獲得して大勝しました。
自民・公明両党は76議席を獲得し、非改選を含め参議院の「安定多数」を確保して衆参のねじれが3年ぶりに解消されました。
一方、民主党は、結党以来、最も少ない17議席にとどまり、大敗しました。

参議院選挙は、選挙区と比例代表を合わせた121の改選議席がすべて決まりました。
各党の獲得議席です。
自民党は選挙区が47議席比例代表が18議席で、合わせて65議席、▽民主党は選挙区が10議席比例代表が7議席で、合わせて17議席、▽日本維新の会は選挙区が2議席比例代表が6議席で、合わせて8議席、▽公明党は選挙区が4議席比例代表が7議席で、合わせて11議席、▽みんなの党は選挙区が4議席比例代表が4議席で、合わせて8議席、▽共産党は選挙区が3議席比例代表が5議席で、合わせて8議席、▽社民党比例代表で1議席、▽沖縄社会大衆党は選挙区で1議席、▽無所属は選挙区で2議席でした。
生活の党、みどりの風新党大地幸福実現党緑の党グリーンズジャパンは議席を獲得できませんでした。
自民党は、定員が1の31の選挙区のうち29で議席を獲得したうえ、東京と千葉で2議席を獲得したことなどから、平成13年の参議院選挙の64議席を上回り、今の選挙制度の下で最も多い65議席を獲得し大勝しました。
また、自民・公明両党は、合わせて76議席を獲得しました。
非改選を含めた勢力は135議席で、与党で参議院にある17の常任委員会すべてで委員長を出したうえで、野党側と同じ数の委員を確保できる「安定多数」の129議席を上回り、衆参のねじれが3年ぶりに解消されました。
一方、民主党は、定員が1の選挙区で議席を確保できなったうえに、定員が複数の東京や大阪、埼玉、京都などで日本維新の会みんなの党共産党などとの争いに敗れる形で議席を獲得できず、44の改選議席に対し、平成10年の結党以来最も少ない17議席にとどまり大敗しました。
また、参議院選挙に初めて臨んだ日本維新の会は8議席を確保し、みんなの党は改選の3議席を8議席に増やしました。
共産党は、12年ぶりに選挙区で議席を獲得するなど、非改選を合わせて党単独で参議院に法案を提出できる11議席を確保しました。
社民党は、社会党時代を含め、参議院選挙で最も少ない1議席にとどまりました。
生活の党は今回議席を獲得できず、参議院の勢力は2議席となり、みどりの風参議院議席を失いました。
NHKのまとめによりますと、今回の参議院選挙の投票率は52.61%で、前回3年前の確定投票率より5.31ポイント低くなっています。


予想通り自民党が圧勝し、民主党は大幅に議席を減らす結果となりました。

これによって衆参のねじれは解消し、与党は安定した政権運営ができることとなりました。

そうはいえ、与党が思うがままに法案を通すという危うさを持つことになったともいえます。

ある新聞の論調にもありましたが、安倍政権には野党や国民の声に耳を傾けていく必要があると思います。

原発問題やTPP、憲法改正、経済再生、社会保障と課題は山積しており、慎重な政権運営を求めたいですね。