今日の気になる

今日の気になるは、長野県内で相次ぐ教員の不祥事に関するニュースです。


教諭逮捕“子どもの心ケアを”(NHKニュース・信州のニュース・動画あり)

駒ヶ根市の小学校の教諭が女子高校生のスカートの中を盗み撮りしようとしたとして逮捕された事件で、駒ヶ根市の杉本幸治市長は26日の記者会見で、教諭が勤務していた小学校には専門のカウンセラーを派遣して子どもたちの心のケアに努めていくことを明らかにしました。
この事件は、駒ヶ根市立赤穂小学校の教諭、小山真幸容疑者(28歳)が駒ヶ根市コンビニエンスストアの店内で女子高校生のスカートの中を小型カメラで盗み撮りしようとしたして、24日、県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたものです。
これについて駒ヶ根市の杉本幸治市長は記者会見で「被害を受けた人をはじめ、教員に信頼を寄せていた児童や保護者の皆様に心からおわびします」と述べて陳謝しました。
その上で杉本市長は、今後、市内すべての小・中学校で校長が教職員と個別に面談を行い、学校内や日常生活での悩みや不安を聞くなどして再発防止に努めるほか、小山教諭が勤務していた小学校には専門のカウンセラーを派遣して児童の心のケアに努めていくことを明らかにしました。


知事「教員 適性厳しく見極め」(NHKニュース・信州のニュース)

県内で教員の不祥事が相次いでいることを受けて、長野県の阿部知事は26日の記者会見で不祥事が起きる前に、問題がある教職員には辞めてもらうなど教職員の適性を厳しく見極める必要があるという考えを示しました。
県内では教職員の不祥事に歯止めがかからない状態が続いていて、去年4月以降、逮捕されたのは、今回の駒ヶ根市の小学校の教諭で7人目です。
これについて長野県の阿部知事は記者会見で「不祥事の防止に向け対策の方向性を決めてそれを具体化していこうという時にこうした事態になって大変残念で、非常に悔しい」と述べました。
その上で、阿部知事は「一部に不祥事を起こす教員がいると教育への信頼が簡単に損なわれる。問題がある人には教員の世界を離れてもらうなど、教育委員会は厳正に対応していかなければならない」と述べ不祥事が起きる前に、問題がある教職員には辞めてもらうなど教職員の適性を厳しく見極める必要があるという考えを示しました。

なかなか不祥事が収まらない現状が改めて浮き彫りになりました。

教員を信頼して学校へ送り出している親や教えを受けている子どもたちの動揺は計り知れないものがあると思います。

そして、こうなってしまった以上は子どもたちへの心のケアは大事になってきます。


昨年4月から今回の事件を含めると、長野県内での教職員の逮捕は7人目という異常事態になっています。

こうした不祥事を無くす対策は喫緊の課題です。

教育行政においては対策を少しでも早く実施し成功させることで、教育への信頼を回復してもらいたいと考えます。