今日の気になる@ソチ

今日はノルディック複合個人ノーマルヒルスノーボード女子ハーフパイプの二つをピックアップ。


一つ目は、地元長野県白馬村出身の渡部暁斗選手などが出場したノルディック複合個人ノーマルヒルです。

ノルディック複合 渡部暁斗が銀メダル(NHKニュース・動画あり)

ソチオリンピックは12日、スキー、ノルディック複合の個人ノーマルヒルが行われ、日本のエース、渡部暁斗選手が銀メダルを獲得しました。
この種目で日本選手がメダルを獲得したのは1994年のリレハンメル大会以来、5大会ぶりです。

ノルディック複合の個人ノーマルヒルは、前半のジャンプと後半の10キロのクロスカントリーで争われました。
3大会連続出場となる渡部選手は、前半のジャンプで2位につけ、後半のクロスカントリーをトップと6秒差でスタートしました。
クロスカントリーは、高低差44メートル1周、2.5キロのコースを4周します。
渡部選手はスタートしてまもなく前半でトップのドイツのエリック・フレンツェル選手に追いつき、その後は2人でレースを引っ張りました。
渡部選手は、終盤で先頭に立ちましたがフレンツェル選手を引き離すことができず、逆に残り1キロを切ってからスパートをかけたフレンツェル選手に抜かれ、引き離されました。
渡部選手は23分54秒4のタイムで、フレンツェル選手から4秒2遅れて2位でゴールし、銀メダルを獲得しました。
この種目で日本選手がメダルを獲得したのは、1994年のリレハンメル大会で銀メダルを獲得した河野孝典選手以来、5大会ぶりです。
このほか、日本勢は渡部選手の弟の善斗選手が15位、永井秀昭選手が22位、前半、4位の加藤大平選手は31位でした。
この種目、3位は、トップと8秒1の差でノルウェーのマグヌス・クローグ選手でした。
銀メダルを獲得した渡部暁斗選手は、「すごくうれしい。メダルを取りに行ける実力があってねらいにいくのは初めての経験でプレッシャーもあったが、自分のパフォーマンスができた。金メダルをねらって勝負を仕掛けた結果、銀メダルになったのは実力不足だが、これが自分らしい位置だと満足している。チームとしてもすごく大きいメダルだ」と笑顔で話しました。
そのうえで、このあとの個人ラージヒルや団体に向けて、「今度こそ金メダルを取って表彰台に乗りたい。今日は、ほかの選手もみんないいジャンプをしていたので、団体戦でもチャンスはある。残り2試合、しっかり戦いたい」と意気込みを話しました。

おめでとうございます。

この種目では20年ぶりのメダル獲得ということです。

一時はトップに並びましたが、あと少しのところで離されてしまい、銀メダルにおわりました。

まだ、ラージヒルと団体があるので、そこを照準に合わせて金メダルを狙ってほしいですね。



二つ目は、岡田良菜選手が出場したスノーボード女子ハーフパイプです。

女子ハーフパイプ岡田5位入賞(NHKニュース・動画あり)

ソチオリンピックスノーボード女子ハーフパイプで、2大会連続出場の岡田良菜選手が初めて決勝に進み、日本選手として過去最高の5位に入賞しました。

スノーボードの女子ハーフパイプは、半円筒形のコースを滑りながら「エア」と呼ばれる空中での演技を行って高さと技の難度を競う競技で、選手は2回滑って良い方の得点が採用されます。
前回のバンクーバー大会は予選で敗退した岡田選手は今回、予選2組7位で進んだ準決勝で6位となり、上位6人までの枠ぎりぎりで準決勝を突破して決勝に進みました。
決勝の1回目、岡田選手は最後のエアの着地が乱れましたが、2回目は持ち味の高さをいかしたエアを決めて85.50をマークし、この種目、日本選手として過去最高の5位に入賞しました。
金メダルはアメリカのケイトリン・ファリントン選手、銀メダルは前回4年前のバンクーバー大会を制したオーストラリアのトーラ・ブライト選手、そして銅メダルは12年前のソルトレークシティー大会で金メダルを獲得したアメリカのケリー・クラーク選手でした。

岡田「うれしい」

岡田良菜選手は、「予選から準決勝、決勝とすべて滑ることができて楽しかった。メダルは欲しかったですが入賞してうれしいです。決勝の2回目は、高さも難易度も練習してきたことをしっかり見せることができました。気持ちよく終われたので、よかったです」と、すがすがしい表情で話していました。


代表に追加で選出

岡田良菜選手は、2大会連続2回目の出場です。
岡田選手は、滋賀県出身の23歳、先月18日にカナダで行われたワールドカップで初優勝し、ソチオリンピックの代表に追加で選ばれました。
前回のバンクーバー大会では予選で敗退しましたが、今大会は、予選の2組で7位に入って、各組の4位から9位までが進む準決勝に回り、準決勝では、2回目に70.00をマークして決勝に進める6位に滑り込みました。

予選は見ていましたが、エアが高く無難に滑走をしましたが、得点が60点台と伸び悩みました。

その後の準決勝と決勝は高得点をマークし、5位入賞を果たしました。