今日の気になる@ソチ

今日は、昨晩行なわれたノルディック複合男子ラージヒルと先程まで行なわれたスノーボード女子パラレル大回転についてです。


ノルディック複合男子ラージヒルは地元長野県白馬村出身の渡部暁斗選手と善斗選手兄弟などが出場しました。

複合ラージヒル 渡部暁斗は6位(NHKニュース・動画あり)

ソチオリンピック、スキーノルディック複合は、18日、個人ラージヒルが行われ、渡部暁斗選手は6位で、個人ノーマルヒルの銀に続くメダル獲得はなりませんでした。

ノルディック複合の個人ラージヒルは、前半のジャンプと後半の10キロのクロスカントリーで争われました。
渡部選手は12日の個人ノーマルヒルで、この種目、日本選手として5大会ぶりの銀メダルを獲得し、2つめのメダルを目指しました。
雨が降る悪条件のなか、渡部選手は前半のジャンプで4位につけ、後半のクロスカントリーでトップと33秒差でスタートしました。
1周2.5キロのコースを4周するレースは、3キロ付近から渡部選手を含む10人が先頭集団を作って、けん制しあいながら終盤に入りましたが、渡部選手は最後の1周に入った直後の急カーブで転倒し、集団から後れました。
渡部選手はここから巻き返しましたが、メダルには届かず、トップと11秒余りの差の23分39秒のタイムで6位でゴールしました。
このほか、日本勢は、永井秀昭選手が26位、渡部選手の弟の善斗選手が35位でした。
加藤大平選手は前半のジャンプで転倒して左ひじを痛め、後半のクロスカントリーは棄権しました。
金メダルは23分27秒5のタイムでゴールしたノルウェーのヨルゲン・グラーバク選手、銀メダルもノルウェーでマグヌス・ホヴダール・モーアン選手、銅メダルはドイツのファビアン・リースル選手でした。


「ポジション取りが難しかった」

渡部暁斗選手は試合後「先頭集団が大きいグループになってポジション取りが難しいレースでした。最後に勝負できるように体力を残していましたが、転んだあとで追いつくのに体力を使ってしまい、僕のレースはそこで終わっていたと思う」と振り返りました。
そのうえで、「4年後は先頭でレースを引っ張って、そこから逃げ出して勝てる選手になりたい」と次のオリンピックでの目標を掲げていました。

ラスト一周での転倒は痛かったですね。

それでも粘りを見せて、6位入賞を果たしました。


続いて、先程まで行なわれた、竹内智香選手が出場したスノーボード女子パラレル大回転です。


スノーボード 竹内智香が銀メダル(NHKニュース)

ソチオリンピックスノーボードの女子パラレル大回転で、竹内智香選手が銀メダルを獲得しました。
この種目で日本選手がメダルを獲得するのは、竹内選手が初めてです。

スノーボードのパラレル大回転は、左右対称に作られた2つのコースを、2人の選手が同時に2回滑って勝敗を競います。
世界ランキング2位の竹内選手は決勝で、ランキング1位でスイスのパトリツィア・クンマー選手と対戦しました。
1回目は中盤までクンマー選手に僅かにリードされたものの、終盤に竹内選手がスピードを上げて逆転し、0秒30の差をつけてフィニッシュしました。
竹内選手は2回目、クンマー選手と激しく競り合ったところ終盤に転倒し、金メダル獲得はなりませんでしたが、銀メダルを獲得しました。
この種目で日本選手がメダルを獲得するのは、竹内選手が初めてです。


竹内 4大会連続で五輪出場
竹内智香選手は北海道出身の30歳で、スノーボードのパラレル種目では日本の女子の第一人者です。
オリンピックは2002年のソルトレークシティー大会から4大会続けての出場で、これまではトリノ大会の9位が最高でした。
課題だった体力面で下半身を強化するなどして、海外の強豪と互角に渡り合えるようになり、昨シーズン、ワールドカップのパラレル大回転で初優勝を果たしました。
今シーズンのワールドカップではパラレル大回転の3戦すべてで2位となり、種目別の総合ランキングでも2位となっています。

銀メダル獲得おめでとうございます。

テレビで生で見ていましたが、決勝の2本目で攻めていくあまりに痛恨の転倒をし、惜しくも銀メダルでした。

竹内選手の銀メダル獲得は、今大会の日本勢女子の最初のメダル獲得となりました。