上村愛子さん、引退へ

上村愛子選手が引退を表明・あすの白馬でのレースが現役最後に(SBC信越放送・動画あり)

モーグルの第一人者として活躍し、5度のオリンピックに出場した北野建設上村愛子選手が、あす地元の白馬村で行われる全日本選手権を最後に引退することを表明しました。

上村選手は白馬高校3年生だった1998年の長野オリンピックで7位に入賞し、さわやかな笑顔が「愛子スマイル」と呼ばれて人気を集めました。

先月のソチオリンピックでも4位に入るなど5大会連続で入賞を果たしたものの、念願のメダルには最後まで手が届きませんでした。

34歳の上村選手はあす地元の白馬村で行われる全日本選手権が現役最後のレースになります。

公式練習の合間に取材に応じた上村選手は「ソチオリンピックの自分の中での満足度がすごく高くて、今後、海外遠征をという気持ちが少し薄れてしまった。

ここ白馬で選手として最後のスタートができるというのが一番良かったという気持ちがすごくあります」と話しました。

上村選手は来月1日に引退会見を開きます。

先月のソチオリンピックで満足のいく滑りができたのが、引退を後押ししたと思います。

メダルを獲れなかったのは心残りだとは思いますが、自分らしさを十分に出し、我々に感動を与えてくれたことは間違いありません。

今後は後進の育成をしてほしいと思います。