サッカーワールドカップ 日本代表第2戦

日本チャンス生かせずギリシャとドロー(日刊スポーツ)

日本(FIFAランク46位)がギリシャ(同12位)と0−0で引き分けた。両チームともに勝ち点1となり、1次リーグ突破の可能性は残した。

日本が序盤から攻めた。開始2分でMF山口が最初のシュートを放つと、FW岡崎、FW大迫が相手DFの裏に抜けるシーンが連続。大迫は19分、21分と惜しいシュートを放つなど、積極的な攻撃の姿勢がチーム全体からみられた。28分にはFW本田が約24メートルのFKでゴールを狙ったが、GKのセーブに阻まれた。DF長友は高い位置で攻撃に参加する場面が目立った。

 後半から初戦同様、MF長谷部に代えてMF遠藤を投入した。

 圧倒的にボールを支配する日本は後半23分、DF内田の折り返しをFW大久保が左足シュートも外れた。26分にはゴール前の混戦からDF内田がシュートするが、枠をとらえられなかった。

 44分には左サイド25メートルの位置でFKを得たが、遠藤のキックはGKにはじかれた。

 ギリシャは前半35分に得点力の高いFWミトログルが故障で退き、さらに同38分にはMFカツラニスが2枚目のイエローカードで退場処分となった。防戦一方となり、少ないチャンスもGK川島の好セーブで得点は奪えなかった。

 24日(日本時間25日)、日本(勝ち点1)はコロンビア(同6)と、ギリシャ(同1)はコートジボワール(同3)と対戦する。

ボール支配率が圧倒的に高かったことやギリシャに退場者が出て数的に優位だったことを考えると勝てる試合ができなかったのが残念でした。

相手のディフェンス力が高いのもありますが、日本が攻めあぐねたところが多くチャンスを活かしきれず、引き分けという結果になってしまったと思います。

それでも勝ち点1は取ることができ、第3戦のコロンビア戦に望みをつなぐことができました。しかし、苦しい戦いを強いられることになり、負けや引き分けが許されない状況となりました。

何とか最後の意地を見せてもらいたいものです。