神楽坂から今を見る

神楽坂といえば、最近では、モーニング娘。のリーダー吉澤ひとみ(よっすぃー)の弟さんが交通事故で亡くなった現場として記憶に新しいところでしょうか。

また、1月スタートのフジテレビ系のドラマ「拝啓、父上様」の舞台にもなっています。


そして、よしくまが「神楽坂」と言えば、今日の見出しにも書いたように「不二家」を思い出します。

最近、不二家と言えば、埼玉工場での相次ぐ偽装事件で消費者の信頼を裏切ったことが話題です。

で、なぜ、神楽坂の不二家かというと、神楽坂の不二家には「ペコちゃん焼き」という、全国の不二家でもここだけでしか売っていないものがあります。

よしくまも数年前、観光ガイドブックでこの店を知り、長野の自宅までお持ち帰りをし、家で食べた記憶があります。

簡単にいえば、大判焼き(今川焼き)で、形がペコちゃんの顔をしているというものです。


その、神楽坂にある不二家も他に漏れず、一時閉店の憂き目に遭っているわけです。

神楽坂の不二家の案内をしているHPにもお店の方の苦渋の選択が手に取る様に分かります。

不二家飯田橋神楽坂店オリジナル商品のペコちゃん焼の販売を一時中止します



 不二家本社がいのちを預かる食品メーカーとして、衛生に対する厳正さの不足や消費者軽視の不祥事を惹起し、お客様の皆様に多大なご迷惑をおかけしたこと、衷心よりお詫び申し上げます。

 当店で製造販売している「ペコちゃん焼」は、飯田橋神楽坂店のオリジナル商品として、本社の原材料は一切使用せず、店内で製造販売してまいりましたが、不二家本体が社会的問題を引き起こした上は、不二家傘下のわたしたちの「ペコちゃん焼」も、製造販売を本日2007年1月15日より自粛することに決定しました。

 当店は、神楽坂坂下で不二家飯田橋店として産声を上げて以来40年の長きにわたって不二家フランチャイズ店として営業してまいりました。「ペコちゃん焼」も、開店まもなくから、原材料の吟味・調達、あんの選択、製造販売と、不二家本社工場とは無縁に、40年近く製造販売してまいりました。

 全国約800店舗の不二家洋菓子店でも、この神楽坂でしか買えないオリジナルのお菓子として、多くの人々に愛されてまいりました。

 2007年1月11日の不二家本社工場の不祥事の発覚以降菓子類を店内から撤収した後も、本社と協議のうえで、不二家本社工場とは異なる調達ルートの原材料を使用している「ペコちゃん焼」は、食品衛生・安全上も問題ないと判断し、いままで通りの営業を継続してまいりました。

 しかし、2007年1月15日の社長会見の内容は、お客様の疑問を一掃するものではなく、さらに多くの疑義や不信を生み、事態を深刻化しました。そのことが当店をしてペコちゃん焼の製造販売の自粛にいたらせた大きな理由です。

 いのちに直結する商品を提供する食品メーカーには、厳しい倫理観、コンプライアンス(法令順守)の徹底、情報の速やかな開示などが求められており、それらを万全に果たしてこそ、21世紀に存続できるレゾンデートル(存在価値)があると信じます。

 わたしたち飯田橋神楽坂店は不二家傘下のフランチャイズ店であり、ご迷惑をおかけした一員として、この事態を深刻に重大に受け止めております。しかし事実はあまりにも重く、いまは皆様に対する適切なお詫びのことばを捜すことができません。

 その結果、本社の新経営体制が整い、食の安全を保障することが対外的に明示されるまで、断腸の思いで「ペコちゃん焼」の製造販売を自粛することといたしました。

 戦後の日本人に深く愛されてきたペコちゃんのキャラクターが、もういちど皆様に安心して迎えられる日の到来が早からんことをこころから祈りつつ、ふたたび皆様にお目見えする日まで閉店をさせていただきますことをご理解いただきますようお願いする次第です。


2007年1月16日 不二家飯田橋神楽坂店 店主

情報元は、こちら

不二家飯田橋神楽坂店の情報はこちら↓
http://www.syoutengai-web.net/kagura/fujiya.htm


上層部の怠慢が、一番下の人間への責任転嫁になってしまうんですね。

不二家には、1日でも早く安全対策を立ててもらい、消費者の信頼回復に努めて欲しいものです。