給食費納付を誓約(栃木・宇都宮市)

今朝のテレビで知ったのですが、詳しい内容はこちら↓

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20070412ur02.htm

給食費納入確約書」出して…宇都宮市教委
 
 宇都宮市教委は、市立小中学校93校に通う児童・生徒(約4万人)の保護者全員に今年度から「給食費納入確約書」の提出を求めることを決め、書類の配布を始めた。


連帯保証人ハンコ付き

 支払いが滞った場合に備えて連帯保証人も求めており、保護者からは「きちんと払っているのに保証人まで必要なのか」などと苦情が寄せられている。

 確約書は市長あてで、「私は、学校給食費を納入期限までに納入することを確約します」という内容。連帯保証人については住所、氏名、電話番号を記すほか、押印も求めている。

 昨年5月現在、同市で2001年度〜05年度分の給食費について滞納がある人は、702人で、滞納額は約3289万円。昨年9月以降、悪質な滞納者に対して簡裁への支払い督促の申し立てなどを行った結果、今年2月現在、滞納は446人、約2414万円に減少した。

 しかし、06年度も新たな滞納があり、市教委は「保護者の意識を高めるため」と確約書を求めることにした。ただ、「給食費を払っているが、保証人の選定は難しいという場合は、個別相談に応じるよう校長にお願いしてある」という。保証人の記入欄がある確約書を求める方法は、長野県伊那市教委が05年度から行っている。

 
私の地元の近くの市でも既にやっていたんですね。驚きです。

さらに↓

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news004.htm(保護者への配慮説明 市教委)

宇都宮の「給食費納入確約書」

 宇都宮市教委が、市立小中学校の児童・生徒の保護者に対し、連帯保証人を記入させる「給食費納入確約書」の提出を求めている問題で、市教委は13日、市内の校長を集めた会議で、保護者への配慮を説明した。連帯保証人の選定が困難な場合には、個別に相談に応じることなどを求めている。会議では、この問題で、校長から、質問などは出なかった。

 一方、共産党市議団などは13日、確約書の撤回を求める市長と市教育長あての申し入れ書を高梨真佐岐副市長に提出した。申し入れ書では、「全保護者に連帯保証人を求めた確約書を提出させる対応は、あまりにも乱暴で、保護者へのいらぬ物理的、精神的負担を負わせる」と主張している。

一部のモラルの無い市民のために、該当する全ての市民がこのようなことになってしまうのは非常に残念でなりません。

こんなことをするよりは、ひどい話かもしれませんが、給食費を払わない親の子には給食を食べさせないようにするとか、いっそのこと給食を廃止することってできないのでしょうか?

このニュースを流していたテレビ番組のコメンテーターの方は「権利ばかり主張して義務を果たしていない」と言っていましたが、その通りではないかとこの事実を通して思いました。