月尾嘉男氏講演会@飯田

地元の合同庁舎で行われた講演会に行ってきました。

この方は、私が学生時代に名古屋にいた時によくローカルのテレビ番組に出ていらして、論客として活躍されていた方で、現在も様々なメディアで活躍されており、東大の名誉教授をされながら、地方に目を向けられていらっしゃいます。

今回はその一環で、地域づくりをいかに成功させていくかという主旨の講演でした。

流れとしては、日本は今後人口が減少し、経済は成長から成熟過程に入り、産業構造もモノから情報を扱う方向へシフトしていくということです。その過程で、日本は情報社会への準備が遅れていることを指摘されました。

また日本は、これからは、魅力発見経済を推進すべきであることも言われました。

日本には、マンガ文化やアキバ系に見られるメイドカフェやフィギュアなどの文化があり、それを輸出するのも一つの策ではないかと言われました。最近は、日本の文化の輸出量が輸入を上回っているそうです。

そういえば、最近、外務省が「マンガ大賞」(?)なるものを制定したそうで、現大臣の麻生太郎さんがマンガ好きなのがきっかけ(?)ではと言われていますが…。

他には、地域にあるいろいろな資源を産業に活かしたり、自然を再生し、新たな資源にして産業に活かす事例が紹介され、地域を見る角度を変えていけば、意外なところから産業資源を発見できるということを知りました。

「無い無い」言ってばかりではダメなんですね。物の見方を変えていくことから始めなければいけないんです。