天龍村うめまつり休止

情報元は↓
http://www.shinmai.co.jp/news/20070529/KT070528GHI090009000022.htm

 下伊那郡天龍村鶯巣地区の女性有志でつくる「うぐす小梅の会」が十数年続けてきた、小梅収穫を体験できる「うぐす梅まつり」が今季、会員の高齢化を理由に休止となった。同村は65歳以上の人口割合を示す高齢化率が50・6%(4月1日現在)と、県内で最も高い。まつり再開のめどは立っていず、地域づくりの担い手不足を不安視する声も出ている。

 同会は1995年、60代を中心とした女性10人ほどで結成。当時、地区で盛んに生産していた「竜峡小梅」が海外産小梅の輸入増で苦境に立たされ、栽培をやめる農家が相次いだ。会は「小梅栽培を残し観光に生かそう」と同年、梅園を借りてまつりを始めた。

 会員たちは剪定(せんてい)や草刈りなど、梅の木約150本の手入れをしながらまつりを開き、県内外から例年200人近い観光客が訪れた。だが会員の多くが70代になると、接客や手入れの負担が重くなり、栽培本数も20本に減少。ここ数年は、剪定や消毒作業を外部に委託していた。

 「売り上げの一部を梅園管理費に」と2001年から、トチの実でもちなども作って販売した。だが、会長の熊谷民さん(71)は「できる範囲で続けないと、体を壊してしまう」と判断、会員と話し合ってまつりの休止を決めた。

 村によると、同地区の人口は現在約100人。園児と小学生が1人ずつで、中学・高校生はいない。副会長の熊谷明美さん(51)は「受け継いでくれる若者がいない。10年後、地区で何かやろうとしてもできなくなってしまうのでは」と話している。

この村は記事の通り、全人口の半数が高齢者で占めています。

高齢化で休止は残念な話です。

こういう地域ができてしまうと地方は衰退してしまうんです。行政には、何らかの策を講じてほしいものです。住民だけでは限界があるんですから。