丸山弁護士に安倍総裁が出馬要請

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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070615-OHT1T00076.htm

自民党が7月の参院選比例代表候補に、テレビ番組などで人気の弁護士の丸山和也氏(61)を擁立する方向で最終調整していることが14日、分かった。党関係者によると、安倍晋三首相(52)が週明けの18日にも首相官邸で丸山氏と面会し、正式に出馬を要請する見通しだという。

 丸山氏は「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)での熱のこもったストレートな語り口調が幅広い年齢層に受け、タレントとしても精力的に活動している。だが、今月12日に行われた同番組の収録(24日と7月1日放送分)参加を見合わせるなど、出馬をにらんだ動きを見せていた。

 丸山氏は1989年の参院選に、法曹関係者で結成したミニ政党「新政クラブ」から比例代表で立候補したが、落選。4月の東京都知事選では突如、立候補の届け出に必要な書類を入手して出馬を検討するなど世間の注目を集めたが、当時契約していたCMや収録済みのテレビ番組などへの影響を考慮し、断念した。

 自民党は著名人候補に、元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代氏(36)などを擁立したが、目玉候補は不在だった。「丸山氏は政界への意欲は今も強く持っており、今回は諸条件をクリアできたことで本人の決意も固まったようだ」(党関係者)と準備は進んでいる。

 参院選公示まで1か月を切った最近、安倍内閣の支持率が「消えた年金問題」などが原因で急落中。抜群の知名度の「男・丸山」を起爆剤にして、支持率回復、そして選挙本番では無党派層に支持を広げたい考えだ。

自民党は既に東京選挙区でテレ朝アナウンサー丸川珠代氏を擁立し、民主党は比例で横峯良郎氏、新党日本では田中康夫氏や有田芳生氏、国民新党では関口房朗氏をそれぞれ擁立し、無党派層の取り込みに躍起になっている。

その中に丸山氏が参戦すれば、台風の目になるのは確実であり、パフォーマンス選挙になることが危惧される。

国会議員を選ぶのだから、有名人だからと言うのではなく、政策で選ぶのが当然である。

だから、マスコミはパフォーマンス選挙を追いかけるばかりではなく、各党の政策を比較して、国民に問うてみることを優先してほしいものである。