参院選ピックアップ

タレント候補に関する記事をピックアップしていますが、今日は3本です。

まずは↓
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200707/sha2007072500.html(大女優のオーラに聴衆メロメロ!若尾文子氏が明治座前で遊説)

共生新党比例代表候補で女優の若尾文子氏(73)が24日、都内4カ所で、公示後2度目の単独遊説を行った。普段は同党党首で建築家の夫、黒川紀章氏(73)=東京選挙区=と遊説する若尾氏は“職場”の明治座(東京都中央区)前で第一声。舞台ファンらに、「残りの人生をみなさまにささげたい」などと演説。聴衆は大女優のオーラに圧倒されたようで、握手すると、若尾氏より深々と頭を下げていた。


 夫婦仲良く選挙戦を展開する若尾氏が、130年以上の歴史を誇る劇場で、本格的な“ソロデビュー”を果たした。

 24日午前、明治座里見浩太朗(70)主演の「水戸黄門」の千秋楽で、大勢の舞台ファンが詰め掛けていていた。若尾氏が「皆さんがお芝居に入る前にごあいさつさせてください」と訴えながら登場すると、ドドッと60〜70歳代のファンらが取り囲んだ。

 若尾氏は、ボーダーシャツと黒のロングスカート姿。シャツはフランスの高級ブランド「ソニア・リキエル」製(某デパートによると推定5、6万円)で、候補者用のタスキもかけず、「残る人生、最後の時間を、国民が安全で、少しでも生活しやすい国にしようと、夫の黒川と必死に頑張っております」。選挙演説とはほど遠い、優雅さを漂わせた“舞台”に、聴衆は拍手を忘れてうっとり。若尾氏が「なにか質問はございませんか?」と切り出すと、ようやく拍手がわき起こり、「もっとしゃべって〜」などと歓声が上がった。

 明治座職員によると「舞台ファンにとって若尾さんは『好き嫌い』の枠組みを超えた存在」。演説後、若尾氏が握手を求めると、「いえいえ〜。とんでもない」と恐縮して頭を下げる聴衆が続出。“勇気ある”1人が携帯カメラで若尾氏を撮影すると、“及び腰”状態で握手を求める聴衆らが列を作った。

 その後、若尾氏は銀座三越前(中央区)→砂町銀座商店街(江東区)→伊勢丹新宿店(新宿区)と遊説。これまでは、“女優の命”である肌を日差しからから守るため、日傘を陣営職員に差してもらいながら遊説することが多かったが、この日は自ら差した。

 砂町銀座商店街では、果物店前で立ち止まるといきなり、男性店員に「あらお兄さん、少年隊の錦織(一清)さんに似てる!」と夫、黒川氏ばりの意表をついたコミュニケーション術を披露。さらに買い物中の女性に「ダンナさん、ユーモアがあってステキじゃないの」とほめられると、「ど〜もありがとう」とすぐに両手の握手に切り替え、喜び?を表現した。

 この日、黒川氏の札幌遊説のため単独遊説となった若尾氏。堂々の演説のようにみえたが「芝居は見たい人が集まってくれる。演説はそうはいかないでしょ。そりゃもう、死にモノ狂いよ」。これまで約50年にわたり、多くの舞台や映画などに出演し続ける大女優は、意外なホンネを漏らした。


明治座で里見との“ニアミス”はなし、約1時間のすれ違い

 若尾氏の所属事務所によると、若尾氏の明治座での初舞台は平成5年、森鴎外原作の「雁」の主演。以後、10本前後の舞台で座長をつとめたという。一方、里見の事務所によると、「若尾さんの演説は、全く知りませんでした」と説明。里見は若尾氏が演説を始める約1時間前の午前9時ごろ、楽屋入りしており、“ニアミス”はなかった。「若尾さんも舞台の大変さを知っている方だから、あえて楽屋訪問などもしなかったのでしょう」と話した。


ゆったり感覚の中にも、旦那さん以上のユーモアさがあって好印象な感じですね。

続いて↓
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200707/sha2007072501.html(おばあちゃん熱狂!丸山氏&塩爺巣鴨で街頭演説、お参りも)

自民党比例代表候補の丸山和也氏(61)のもとに24日、初めて援軍が入った。東京・巣鴨で行った街頭演説に、塩川正十郎財務相(85)が応援で登場し、おばあちゃんの黄色い歓声が飛び交った。同党の東京選挙区候補の丸川珠代氏(36)らも相次いで同所で演説。当初はともに当確とみられていたが、劣勢との世論調査に火がついたのか、懸命に支持を訴えた。


 「私の友人の丸山さんが苦戦していると聞いて、じっとしてられんようになった」。出馬時には当確とみられた人気弁護士に吹いた大逆風。ピンチを救うべく塩爺が立ち上がった。

 塩川氏はこの日午後4時ごろに巣鴨入り。マイクを握るや丸山氏の苦戦ぶりから切り出し「そんなことはないだろうと思ったが、人気と票は別。投票用紙に丸山和也と書いてください」と熱く訴えた。“予想外”の劣勢からか丸山氏は演説で「与野党候補の中でたぶん私が人気1位ですよ。でも選挙に出ていると知らない人がいる」と出馬自体をアピールした。

 丸山氏の援軍は、先月27日の事務所開きに塩川氏と中川秀直幹事長が応援に駆けつけたが、今月12日の公示後は初めて。陣営関係者によると、世論調査で劣勢と伝えられたことなどから、応援を打診、心配していた同氏が快諾したという。

 スラリとした塩川氏はおばあちゃんの間で人気が高く、丸山氏と練り歩く際には陣営が「塩川先生は立候補しておりません。お間違いのないように」とアナウンスするほど。それでも「塩川さん、かっこいいわ。丸山さん? あの人は最近『行列のできる法律相談所』に出てないわね」と候補者を勘違いしている主婦もいた。

 巣鴨はこの日、とげぬき地蔵がある高岩寺で「地蔵会」が行われ、縁日が出るなど大盛況。この日にお参りすれば「四万六千日分」の御利益があり、高齢者でごった返していた。それにあやかってか、丸川氏や民主党の東京選挙区候補、鈴木寛氏、無所属の同、ドクター・中松氏らが続々と入り、おばあちゃん票の獲得に奔走した。

 お参りしなかった丸川氏とは違って、丸山氏は高岩寺で祈願し「元気で投票日まで駆け抜けられるようお願いしました」。午前には期日前投票を行っており「一つの区切りで、これからがラストスパート。タレントの援軍を呼ぶつもりはない」と宣言。ひたすら突っ走ることを約束した。


★丸川氏は“予想外”の人気にも「楽観したらダメ」

 丸川氏も巣鴨で街頭演説と徒歩遊説。普段の遊説とは違い、おじいちゃんとおばあちゃんから握手を求められる“予想外”の人気に。しかし陣営は「巣鴨は人情味のあるところ。楽観したらダメ。こちらの人々はほかの候補者とも握手し、応援している」と気を引き締めていた。

 丸川氏のもとには塩崎恭久官房長官石原伸晃都連会長が応援入り。分厚い応援だったが、誰も高岩寺にお参りに行かず、商店街で働く女性は「きょうは年に一度の地蔵会なのに。もったいないわね」と話していた。


強がっている部分もありますね。でも、結局は仏様にすがるのですね。


最後は↓
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200707/sha2007072502.html(さくらパパが丸山氏の挑発に“大人の対応”、民主好調で余裕顔)

自民党比例代表候補、丸山和也氏(61)から「あんな人に負けたら日本の恥」と“宣戦布告”され、反応が注目されていた民主党比例代表候補、横峯良郎氏(47)は24日、「オレ、負けるよ」と、笑いながらあっさり“降参”してみせた。午後5時半から行ったJR目黒駅前(東京都品川区)での街頭演説後に語った。

 間髪入れずに理由としてあげた「あちらは弁護士。オレは高校(鹿児島県立串良商)しか出ていないんだから」は、もちろん冗談。真顔になると、丸山氏の発言の背景について「自民の逆風を感じているからじゃないかな」と指摘した。

 実は、横峯氏はこの日の演説で「(高知県など)保守の強いところで遊説してきたが、1度も『なんで民主党から出た(出馬した)の?』と(聴衆から)言われなかった」と明かしており、報道陣にも、民主党への追い風を「肌で感じる」と明言。丸山氏に白旗を挙げはしたものの、手応えは上々なのだ。

 当初は党派を超えた共闘宣言までしていた丸山氏が、一転して「あんな人に−」と挑発的セリフをしたのは今月18日、兵庫県姫路市のパーティーの席上だった。当時、その場にいなかった横峯氏は今回、“大人の対応”をしたわけで「(丸山氏に)反感はないよ」と余裕も。比例代表候補として民主、自民の両雄である2人のバトルは、どうやら“受け流し”でさくらパパの勝ち?

優位に選挙戦を戦っている民主党の候補者ならではのコメントでしょうか。賢いですね。