朝青龍 明日モンゴル帰国へ

http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20070828-OHT1T00146.htm

日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で緊急理事会を開き、2場所出場停止や謹慎、減俸の処分を受け、ストレスが原因の「解離性障害」と診断された横綱朝青龍(26)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=がモンゴルに帰国し、療養することを認めた。関係者によると、29日に帰国する。

 理事会には日本相撲協会指定医の高木洲一郎医師と相撲診療所の吉田博之所長も出席し、これまでの診察結果を説明。出席者によると反対意見も出たが、最終的には帰国療養を勧告する医師の判断を尊重する形で収まった。北の湖理事長(元横綱北の湖)は「治療というのが(帰国の)第一条件。医師の診断を重視した」と話した。

 同理事長は朝青龍のモンゴルでの行動について、治療以外の目的で公の場に出るのは許されず、破った場合は「処罰はそれなりのものを考えなければならない」とした。

 朝青龍の師匠、高砂親方(元大関朝潮)は今後の行動について自らが全責任を負うと表明し、モンゴルに同行して治療環境を確認する。関係者によると、高砂親方は数日で日本へ戻るが、朝青龍の滞在期間は最長で9月いっぱいになる。また、朝青龍を往診したことのある本田昌毅医師もモンゴルへ同行する。

 日本相撲協会は1日の理事会で、夏巡業への休場を決めながらモンゴルでサッカーに興じていた朝青龍に厳しい処分を下した。このため朝青龍は精神的に不安定状態に陥ったとされ、帰国の是非を含め、治療方法や師匠、協会の対応などをめぐって大きな関心を集めていた。

 北の湖理事長(元横綱北の湖)「治療のための一時帰国を認めた。医師の診断を重視し、満場一致で決まった。モンゴルへの送り迎えは師匠が全責任をもって行う。ただ体力を元に戻すのは大変。1月場所に向けて、これからが試練だと思う」

 高砂親方(元大関朝潮)「帰国治療が許されたので、早い時期にわたしも一緒に行って(治療の状況を)確認してから帰国したい。医師の同行も考えている。これからはわたしが全責任を負ってやっていく」

 ◆高砂親方「私が全責任」
大勢の報道陣が集まる中、28日午前11時半前に始まった日本相撲協会の緊急理事会は、約1時間で終了。1か月に及んだ朝青龍騒動は、ようやく治療のためモンゴル帰国の結論が出た。
朝青龍の師匠、高砂親方(元大関朝潮)と伊勢ノ海理事(元関脇藤ノ川)が記者会見に臨み、2人は「朝青龍の問題で世間を大変、お騒がせして申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げた。伊勢ノ海理事は、理事会の決定が「全員一致」だったことを強調。高砂親方は「今後については、師匠であるわたしが全責任を持ってやる」と話し、モンゴルに同行して治療環境を確認することを明かした。流れる汗をふきながら、終始厳しい表情だった。


私も精神を患った人間として言いたいのは、馴染みの土地で治療出来るのが最善だと思っています。家族もいることですし。

ただ、事の発端になった常識を逸脱した行動をとるのではないかというのも気がかりです。

そこは親方や協会の理事の方がしっかりと釘を刺していってほしいものです。


それにしても、腰の治療の方がどうなっているかが気になりますが。


とはいえ、帰国が認められた以上は、きっちり治してほしいです。