旧碓氷線、復活へ動く

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長野新幹線の開業に伴い、10年前に廃線となった旧信越線横川―軽井沢間(通称、旧碓氷線)を復活させようと、長野県軽井沢町の有志たちが活動の推進団体「railway revival 21」を立ち上げた。鉄道用地の確保に向けて町や議会に働きかけ、群馬県側やしなの鉄道とも連携しながら、分断された鉄路を観光路線として再生していきたいという。



 新幹線駅が乗り入れるしなの鉄道軽井沢駅構内。ホームの東側から碓氷峠方面に向かい、架線が取り外された軌道敷きが続く。信越線時代のレールがまだ一部残り、赤くさびている。

 推進団体の立ち上げを呼びかけたのは元町議の岩田薫さん(54)ら。今はしなの鉄道が所有する同駅東側の空き地に東京の開発業者が商業ビルを建設すると聞き、「鉄道を復活させる夢がつぶされてしまう」という危機感から昨年来、業者側に計画の見直しを要請してきたメンバーだ。

 立ち上げの会では、これから取り組む「旧碓氷線復活プロジェクト」の概要が説明された。それによると、商業ビルが駅東側に建設される場合でも、鉄路用地が約4メートル幅で残されることになったという。この用地を、できれば町に買い取ってもらい、鉄路復活に備えたい考えだ。

 新幹線開業によって廃線となった旧碓氷線は11.2キロ。このうち峠を挟んだ群馬県側の約10キロは旧松井田町(現安中市)が買収済みといい、残りは軽井沢町内にある約840メートル。買収には2億円が必要とみられ、「鉄道用地の残存をはかるため、町と議会の積極的な働きかけ」を求めるという。

 また、旧碓氷線の再生には群馬県側との連携が欠かせないとして、安中市と町のトップ会談の設定や、両県に支援を求める活動を展開。レール枕木に寄付者の名前を刻印するなどの運動を通して、広く寄付金集めもしていきたいという。

 推進団体の事務局長を務める岩田さんは「安中市側では旧碓氷線の線路を使って、横川から峠の湯までの3キロ余りにトロッコ列車を走らせ、人気を呼んでいる。生活路線としては難しくても、観光路線として復活できるのではないか」と話している。

 一方、軽井沢町の佐藤雅義町長も「鉄路復活は別荘住民も含めた願いであり、前向きに取り組んでいきたい」と歓迎している。


あれから10年が経つんですね。

廃線間際に別れを惜しみに行ったものですが、形はどうであれ復活へ動きだしたのはいい話です。

既に群馬県側では、観光路線として一部を復活させているので、早い復帰を望みます。

実現すれば、是非行きたいですね。