赤福 製造日表示偽装

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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071012-OHT1T00128.htm

農林水産省は12日、伊勢神宮参拝の土産物として知られるもち菓子、赤福の製造元「赤福」(三重県伊勢市)が、日本農林規格(JAS)法に反して製造年月日を偽装表示し販売していたと発表した。同省はJAS法に基づき、表示の再点検、是正を行うとともに、原因究明、再発防止対策の実施を指示した。不正表示は30年以上、常態化していたという。

 農水省によると、同社は製造後冷凍、最大で14日間保管した赤福を解凍して再包装して出荷する際に、製造年月日として出荷日の日付を表記し、消費期限もあわせてずらしていた。2004年9月から今年8月までの間にこうした製品が総出荷量の約18%にあたる約605万箱出荷されていた。

 同社は違反事実を認め「出荷調整だった」と話しているという。保管期限を社内規定で定め、再包装を「巻き直し」と称して製造工程に組み込むなど、1973年から常態化させていた。ホームページで「製造したその日限りの販売」(現在は削除)と書くなど新鮮なイメージを強調するため、続けていたとみられる。

 関係者によると、伊勢保健所に「消費期限の過ぎているものを付け替えて売っている」との情報があり、農水省などが9月19日から複数回にわたり、本社や営業所の調査に入った。

 若林正俊農相は12日の閣議後記者会見で「信頼性の高い老舗でこのような事態が起きたことは大変重大だ」と述べ、食品の法令順守に対する意識改革を徹底させる考えを示した。

 「赤福」は、伊勢神宮近くの本店などを臨時休業。駅の売店などでの販売もストップした。

 同社は今年で創業300年を迎える老舗和菓子店。白いもちをあんでくるんだ赤福は土産物として人気が高く、大阪、名古屋など三重県外の鉄道各駅でも販売されている。

私が名古屋にいた頃に見ていた赤福のテレビCMの「ええじゃないか、ええじゃないか、ええじゃないか」どころのことではありませんね。

歴史のある菓子舗での不祥事の影響は大きいと思います。ひいては伊勢のイメージに汚点をつける結果になったのではないでしょうか。

一日も早い信頼の回復と、管理体制を立て直して、販売を復活させてほしいものです。