長野でも食品偽装

偽装とはいっても、原料の産地名を偽っていたということです。

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http://www.shinmai.co.jp/news/20071031/KT071030FTI090012000022.htm

農水省は30日、松本市安曇野市に工場がある飲料メーカー「ゴールドパック」(東京)の野菜ジュースの産地表示が不適正だとして、日本農林規格(JAS)法に基づき、同社に再発防止策などを取るよう指示した。安曇野で採れたトマトだけを使用していると缶に表示しながら、佐久地方産のトマトも使用するなど、5商品で表示以外の産地の原材料も使用していた。

 5商品は、自社ブランドの「信州・安曇野の手摘みトマトジュース」「信州・安曇野の手摘みトマトジュース(無塩)」「信州・安曇野の旬穫(ど)り野菜ジュース(無塩)」「八ケ岳高原のトマトジュース(無塩)」「ストレート野菜100」。同社は対象商品を回収、消費者からの返品も小売店を通じて受け付ける。

 同社によると、5商品はいずれも昨年8月から今年8月までに松本工場(松本市双葉)で生産。出荷停止した9月15日までに、計143万5560本を出荷、販売した。

 このうち、「安曇野」表示のトマトジュース(無塩)は102万900本。安曇野、松本平産トマト以外にも、佐久地方産を5%ほど使用していた。長野県産野菜使用と表記したストレート野菜100にも、山梨県産クレソンが含まれていた。

 6月下旬に同省長野農政事務所(長野市)へ不適正表示を示唆する電話があり、同省は8−10月に計3回、松本工場を立ち入り調査。不適正表示を確認した。

 同社品質保証室は「現場の確認作業の不手際」とし、意図的、組織的な不正を否定。工場内倉庫では産地ごとに野菜を保存する決まりだったが、伝票や担当者による管理が不十分で、複数の産地の野菜を一緒に保存、加工したという。バーコードによる産地認識システムを11月までに導入し「工場内の誰でも産地が確認できる態勢にする」としている。

 問い合わせは同社お客様相談室(電話0120・885・229)へ。


人の口に入る物を扱うので、原料や製造工程の管理を徹底してほしいものです。