バレーボールワールドカップ 女子 第5戦

昨日の話題ですが、個人的覚え書きということで。

昨日は対イタリア戦でしたが、イタリアの思うままに日本がやられてしまいました。

どの方向から攻めても、ことごとく跳ね返されるという悪循環でした。

結果は言うまでもなく日本がストレート負けを喫してしまいました。


詳しくはこちら↓

http://www.sanspo.com/sports/top/sp200711/sp2007110812.html(【バレーボール】柳本ジャパン崖っぷち…伊にストレート負け)

W杯女子第5日(7日、大阪・なみはやドームほか)世界ランキング7位の日本は、同4位のイタリアにストレート負け。高橋みゆき(28)=NEC=がわずか4得点に封じられるなど、1セットも20点に届かない完敗だった。通算3勝2敗で6位に転落し北京五輪出場権を得られる3位以内へ赤信号がともったが、柳本晶一監督(56)は9日のペルー戦から始まる札幌シリーズの3連勝を宣言。北京キップはあきらめない。


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 2メートル24のネット際にそびえる“山脈”が、大きな圧力となって柳本ジャパンに襲いかかった。荒木の速攻を1枚ブロックで止められ、強打はあっさりセッターに返される。欧州選手権王者に力負け。怒りに震える高橋が、頬を引きつらせながら言葉をつないだ。

 「守りに入って、自分たちのバレーができなかった。後がないですけど、次があるのでチーム一丸でやるしかない」

 どの相手よりも勝ちたかった。05年8月にイタリア・セリエAビチェンツァへ移籍。今年8月まで2年間で通算144セットに出場し、スパイク決定率40.6%を残した。最高到達点3メートル超ばかりの世界で、1メートル70、到達点2メートル90の小兵でも通用すると証明した。

 だが日の丸を背負っての“再戦”はスパイクでわずか4得点。得意のブロックのワンタッチ狙いを読まれ、決定率は21.05%に留まった。第2セットにエンドラインぎりぎりを狙ったジャンプサーブで2本のエースを稼いだが、空中戦で完敗。「軸である高橋の速い攻撃がセッターに合わせられた」。柳本監督にとっても最大の誤算だった。

 イタリアには04年アテネ五輪世界最終予選で勝って以来、12連敗。今大会2敗目で6位転落したが、下を向いている時間はない。世界ランク3位のブラジルが同8位の米国に敗れ、上位は混戦模様。指揮官も、札幌シリーズに命運を懸けた。

 「崖っぷちに立たされたことは間違いない。札幌で3連戦3連勝が条件になってくる」

 米国、ブラジルと激突する名古屋3連戦までに、圏内へ戻す。北京の聖火へ続く希望の炎を、12人の総力でつなげるしかない。


竹下佳江
 「自分たちのバレーができなかった。後手後手の展開になってしまった。サーブで崩していこうとしたが、うまくいかなかった」



杉山祥子
 「1対1で勝ち目のない場面で、フォローなどの連係が取れていなかった。相手どうこうではなく、自分たちの問題。次に向けて気持ちを切り替えたい」



荒木絵里香
 「研究されたこともあるが、決めるべきところで決められないなど、自分たちのプレーができなかった部分が大きい。相手のセッターに振り回された」



佐野優子
 「完敗だった。どうするべきかは分かっていたはずだが、相手のサーブレシーブがあれだけ決まると(そこからのコンビ攻撃に)なかなか守りが対応できなかった」



◆バルボリーニ・イタリア監督
 「日本戦は決して簡単ではないが、いいプレーが出せた。セルビアと日本を破ったことで満足している。ピッチニーニは、次の試合に備えさせた。もっと難しい試合が待ち受けている」